東リベメンバーとラインしよ。

君が初めてだから【場地】 ページ6

場地side





俺には幼なじみがいる。
小せぇ時から俺のそばにいて、



『けーすけ大好きぃ！』



とか



『ずぅっと一緒にいよーね！』



とか
本当に可愛い幼なじみ。
今も俺の隣で勉強を教えてくれてる。



『聞いてる？』



「聞いてるワ。」



『今度は留年しちゃダメだよ。』



「分かってるワ。」



本当はもっとちゃんと話して、
告って、付き合って、
二人で色んなとこ行って。
そんなこと考えてた俺の耳に届いたのは
聞きたくもなかった噂だった。



あれは今日の昼頃。



いつもみたいに一虎に
手紙を書いていたら、



「Aちゃん告白されたんだって！」



(は？)




耳をすませばよく聞こえる。
女たちが集まって話てんのを
聞こえてないフリして聞いていた。



「ヤバいよねぇ、学校一のイケメンだし！」



「Aちゃん可愛いもんね！」



「付き合ったって聞いたよ？」



「良いなぁ、美少女美男子は。うらやまぁ、」



付き合ったってなんだよ。
初耳だぞ、、、




「もうしたんでしょ?」



「したって何々？！」




いつもは気にならない女の話に
俺は内心ドキドキして話を聞いていた。
何したんだ、、、A、、、
冷や汗が頬を伝う。



「何って決まってんじゃん！キスだよ！」



それを聞いた瞬間
頭を強く殴られたように感じた。
ムカムカする、、、
俺は話を聞くために
Aに勉強を教えてくれと頼んだ。

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