The free sky…8 ページ10
レ「ねえねえ!明日から部活勧誘だってよ?
Aは何部に入るの?」
帰り道、レイがそんなことを聞いてきた。
「…興味ない。」
レ「えー?部活って青春の1つだよ?
興味ないってー…そんなんじゃ花のJK生活送るのに苦労するぞ〜?」
「別に…。」
レ「ちなみにあたしはテニス部!!
本当はマネージャーでもやろうかと思ったんだけどね〜。
マネージャーって大変そうじゃん?
だからやめたww」
「ふーん…。
マネージャー、やったことないなら想像で決めないで仮入部期間中に体験してみればいいと思うが…?」
ふと思ったことを口にするA。
すると、レイは目を丸くした。
レ「Aが会話を返してくれた…!!!!」
まるで感動しているようにいうレイ。
「…なんか馬鹿にされてる気分なんだが?」
レ「いやいやいや!してないから!!!
だってA、毎回話しかけても別にとか興味ないとかしか言わないんだもん。
だから会話がやっと続いてくれたと思って?」
「別に。」
レ「まぁ、会話が続くと嬉しいもんだからねー。
マネージャーかあ…Aが言うように仮入部期間中だけでもやってみよーかな?
テニスは中学でもやってたし?
体験なんてしなくていいでしょ☆
Aは中学の頃何部だったの?」
「え…。」
中学の頃何部だったの?
レイに突然聞かれた質問。
高校入学したときは友人と最初の会話で
聞かれるであろうことで珍しくない話題だった。
だが、Aはその質問に答えることに戸惑った。
何しろ、Aは部活を聞かれても
何も思い出せないのだから。
いや、
少し違うかもしれない。
思い出せないのではなく、
記憶を辿ろうとしても分からないのだ。
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そら(プロフ) - サキさん» サキさんコメントありがとうございます!お言葉とても嬉しいです!!私もFreeも黒バスも大好きです(*^^*)更新がんばります!! (2016年3月6日 0時) (レス) id: 67ab5dfa41 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - めっちゃ面白いです!Freeも黒バスもめっちゃ好きなんでこれからの更新が楽しみです (2016年3月5日 17時) (レス) id: bf09240795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そら | 作成日時:2014年6月14日 12時