自由な空 【黒バス】 【Free!】

The free sky…２４ ページ26

体育館_____



レ「こんにちは〜っ部活見学に来ましたー！」



レイがそう言いながら体育館に入ると近くに居た部員が近づいてきた。



男1「えーと…女バス？それなら第2体育館だけど…。」



レ「あ、いえ。男バスマネ希望です！といってもまだ見学だけですが…」



男1「あ、そうなんだ？ちょっと待って部長呼んでくるから。」



そう言うと背を向けて行った。



少しすると1人の生徒が近づいてきた。




花「こんにちは。ええと、君たちがマネ志望の子かな？」



レ「はい！そうです！！」



花「マネ志望なんて嬉しいよ。あ、自己紹介だね、俺は花宮真。男バスの部長兼監督をやってる。よろしく。」



(真…まこ兄と同じ名前だ。)



レ「あたし、笹原レイといいます！
先日、電車で倒れそうになったところを花宮先輩に支えてもらって…その節はありがとうございました！」



そう言って頭を下げるレイ。



花「ああ！あの時の。何処かで見たことあるなって思ったんですよ。ご丁寧にどうも。えっと、隣の子もマネ志望かな？」



レ「あ、いえ！彼女は私の友人で付き添ってきてくれたんです。」



「…どうも。」



花「そっか。わざわざありがとう。
マネの見学って言っても、マネが居ないから皆んな自分のことは自分でやってもらっているんだよ。だから一人一人を観察してくれるかな？」



レ「はい！！」



花「それじゃ、俺は練習に戻るから。何かあったら誰でもいいから遠慮なく質問して。ボールとか飛んでくるかもだから気をつけてな。」



そう言ってニコと笑いコートの中へ入っていった。



そんな彼の笑顔にAは違和感を感じた。



レ「A！A！！あれが花宮先輩！素敵な方でしょ！！？」



目をキラキラさせながら興奮しているレイ。



「…興味ない。」



そう言い、壁に背を預け座り込む。



正直、あの花宮という先輩が何を考えているのかよくわからない。


あの人当たり良さそうな笑顔を見た時の違和感はなんだったのだろうか…？
なんて思いながらボールがゴールをくぐるのを見ていた。

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