妖怪が見えなくなってしまった最年少祓い屋少女＜夏目友人帳＞ (ページ2)

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最年少の祓い屋ページ2

ある日、払い屋だけの会合が的場家主催で開かれた

「やぁ、愛莉ちゃん。
会合にきたんだね」

この爽やかな眼鏡のイケメンさんは名取周一
同じ祓い屋をしており、表の仕事では俳優というキラキラした仕事をしているらしい

愛莉「こんにちは、名取さん」

「おや、周一さん。！あなたは確か、遊馬家の…」

いかにも中二病という感じの今回の会合を開いた的場静司さん
この時。的場に一目で気に入られていたらしい愛梨は気付きもしないまま挨拶する

愛莉「はい、遊馬愛莉と言います
今回は会合にお呼び頂き光栄です」

的場「ふむ、あなた、年は？」

愛莉「え？……1４、ですけど」

的場「…………7歳差か…、まぁいいでしょう」

なにが良いのだろうか、彼を不思議そうに見つめるとこちらの視線に気がついたのかにこりと笑って言うのだ

的場「安心してください。そういう趣味ではないので」

全く持って話が読めない

名取「おい」

的場「あぁ、いえ、なんでもありませんよ。本当に」

的場の考えに気がついたのか名取は何時もより低い声で威嚇する
そうこうしているうちにもう外は暗い
女子中学生が夜遅くに森のなかを出歩くのはめちゃくちゃ怖いのでお暇させて頂くことにした

愛莉「私はそろそろ失礼させて頂きますね」

的場「ええ、お気をつけて、なんなら、うちの物がお送りします」

名取「！いや、愛莉ちゃん。私もそろそろ帰ろうかと思っていたんだよ。一緒にいこうか」

愛莉「いえ、大丈夫です。私の式がいますので、お気遣いありがとうございます」

これが…………始まりだった
あの時、お言葉に甘えて一緒に帰るべきだったのだ