· mh ページ31
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「心配だよ、やっぱりヒョンが送ろうか？」
「高校三年生になってもヒョンに送ってもらうなんて恥ずかしいよ。」
心配して玄関まで見送りに来たヒョン。
「じゃあ何かあったらすぐ連絡してね。メモ帳に色々書かれてると思うからそれを読んで、覚えておく必要があることはちゃんとメモをして、それから……」
ジュンヒョンはドタバタとリビングから何かを持ってきた。
「ゆず茶持っていきなね。ミンハオの好きなゆず茶。」
「…ありがとう。じゃあ行ってきます。」
僕がそう家を出れば、バス停は家を出たら右に曲がったとこにあるから！とか僕の背中にジュンヒョンは言い続けていた。
花屋でアルバイトしているという言葉は本当みたいだ。
家の庭には沢山花壇があって花が沢山咲いているんだから。
ギギギ…と音が鳴る家の門を出てよく家全体を見てみると、あの小さいアパートとは比べ物にならない立派な家で驚く。
花屋のアルバイトは時給がいいんだろうか。
右に曲がればヒョンの言う通りバス停がすぐ見えた。
バスを待つ間にメモ帳を見返す。
バスは20分ごとに来て、学校までかかる時間は30分くらい。
学校の近くのバス停に着けば、近くに同じ制服の人が沢山歩いてるはずだからその人達に着いていけばなんとかなる。
そんなことが細かく書かれているのに全く覚えていないから、やっぱり記憶障害は本当なんだろうな。
ヒョンが言うには去年の秋からこうなったらしい。
きっかけは分からない。
「もう1年もずっとこうなのか。」
夏の朝の爽やかな風を感じながらそう呟いた。
メモ帳のページがめくれれば
『僕は友達を作ったらいけない
それだけ気をつけて』
と書かれていた。
日記にも同じことが何度も繰り返し書いてあった。
その通りだと思う。
1週間で記憶がなくなる思い出も残らない僕は誰かの友達になる資格は無い。
何より相手を傷つけるだけだと思う。
だから友達は作らないように。
日記に書いてあった通りに必要最低限他人と関わらないで過ごすのが正解なんだ。
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サンチュ(プロフ) - あのさん» わーコメントありがとうございます！ハオちゃんメインの作品少なめですよね！お褒め頂けて嬉しいです！そしてお優しい…さすがハオちゃんペン…😭これからも更新頑張りますので、あのさんも体調にはお気をつけ下さい！ (2022年12月3日 11時) (
レス) id: d50821326c (このIDを非表示/違反報告)
あの(プロフ) - コメント失礼します。ハオちゃんペンなのですが、占ツクにハオちゃんメインの作品が少ないな...と思っていたところでこんな素敵な作品に出会えてとっても幸せです❕最近は冷え込みが厳しくなってきていますが、体調にはお気をつけて更新頑張ってください🥺 (2022年12月2日 19時) (レス) @page39 id: 6565fe37a1 (このIDを非表示/違反報告)
サンチュ(プロフ) - 寿美?.*ﾟさん» 初めまして！コメント嬉しいです！ありがとうございます！更新を楽しみに過ごして頂けてるなんてありがたいお言葉…(TT)これからも頑張るのでよろしくお願いします〜！ (2022年11月26日 11時) (レス) id: d50821326c (このIDを非表示/違反報告)
寿美?.*ﾟ(プロフ) - 通知が来てすぐ読みに来ちゃいました！最近この話が更新されるのを楽しみに過ごしてますwwwこれからも応援してます！コメント失礼しました(*´∀｀*) (2022年11月26日 0時) (レス) id: 8356092332 (このIDを非表示/違反報告)
サンチュ(プロフ) - fuyu0526さん» はじめまして、コメントありがとうございます！好みにドンピシャだなんてお言葉嬉しすぎます〜！考察もしながら読んでくれてるんですね！更新頑張りますのでこれからも主人公とハオちゃんを見守ってあげて下さいませ( т т ) (2022年11月25日 23時) (レス) id: d50821326c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンチュ | 作成日時：2022年11月15日 21時
