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ダマされた大賞 ページ7

その話を聞いてからはポカーンとだれてしまい作動しなかったためもうほとんどを恥ずかしながらも女中さんにしてもらっていた。
最後に女中さんの名前を!と必死にすがると、近江でございます。と伝えパッと帰られた。

ああ、どうしよう。

いっそのこと私は一国の姫でとか女が好きです!とか挙句の果てに男同士美味しいですとでも言って野に放たれようか。
と、そこまで考えていたところで襖の向こう側に背の高い陰が映る。

反射でパッと正座になってしまう。

「入ってもよろしいでしょうか」
「だ……大丈夫です!」

そう答えると、失礼しますと高坂さんが入ってきた。
ああ、雑渡様ではないのか。
少し安心……

だと思ったのも束の間のこと。

いきなりバッと裾を膝で踏まれ襟元をつかんで顔を引き寄せられる。

「組頭をどうやってたぶらかした」
と問われるのだが襟元を捕まえ首がしまって上手く答えられない

「サッサと答えろ!」

いやいやいやいや。
何なのその全部私が悪いみたいな言い方。
私買ってなんて媚びたことないのよ!?
考えれば考える度に腹の底が煮えくりそうだ。

「は……なして! 離してよ!」
バン、と相手を突き飛ばしゲホッと咳き込む。

「ハッ、お前のような子供だと親も大変だな」
な……な、そんなの私が1番よくわかってるけど! 今日知り合ったばかりの他人に言われる筋合いはない‼︎
私はすうっと息を吸い

「さっきからたぶらかしただの親も大変だだの言いたい放題言って! 私は媚びたことなんか
1度もないの! 何で買われたなんかむしろこっちが聞きたいわ‼︎」

「皆みんな、小屋にいれば可哀想とかいらない同情するし、それで出てくれば媚びたとかたぶらかしたとかうるさいわ!!」
多分大分頭にキていたのだろう。
挙句の果てに
「そんなに私が気に入らないならその雑渡様にあいつは敵国の者だとか女が好きだとか男同士が美味しいようですとか伝えれば良いじゃない! このアホんだらあ!!」
「本当にそうなの?」
「へっ」

今までなんかおかしい高坂さんだった。
のに、いきなり平然と聞いてくるものだからつい、まぬけな声をだしてしまった。

あれ、高坂さん足を横にして座ってる……?

「まあ、本人を目の前にしてよく言うねえ」
「ひっどい……!騙し……」

ひょいと立ち上がった高坂さんに変装した雑渡様はびりっと変装マスクを剥がし
ぐっと顔を近づけ、

「私より良い男、居ないと思うけど?」

どこにいるかな→←どういうことなの



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設定タグ:忍たま , 雑渡 , タソガレドキ   
作品ジャンル:アニメ
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カナリア(プロフ) - 続き楽しみにしています!更新頑張ってください! (2015年5月31日 20時) (レス) id: 1223570c56 (このIDを非表示/違反報告)
文月 八重(プロフ) - ハイキュー,研磨LOVE☆《*≧∀≦》さん» ありがとうございます!頑張ります(≧∇≦) (2014年12月31日 8時) (レス) id: 4533d9e5f0 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー,研磨LOVE☆《*≧∀≦》 - 面白い!( ☆∀☆)キター続き楽しみにしてます!(* ̄∇ ̄)ノワクワク (2014年12月31日 1時) (レス) id: 7f5409c857 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:文月 八重 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2014年12月22日 21時

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