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すると
銀高「「おー...」」
銀時と晋助は何故か少しだけ驚いていた
私...何か2人を驚かせるようなことしたのかなぁ...
『え、2人共どうしたの?』
銀「いやァ...お前がやっと笑ったからよ」
『笑った...?』
高「ずっと仏頂面だったからなァ」
『仏頂面って...』
いつからかな
前もそうだけど今も同じように笑ってたつもりなんだけど...
『私...笑ってなかった...?』
銀「笑ってたけどよォ...その...なんつーか...」
高「無理して笑ってるようだった、だが今の笑顔は素の笑顔って感じだったな」
そっか...素の笑顔か
銀「あん時からずっと仏頂面だったかもう笑わねェんじゃねーかって心配してたんだからな」
高「Aはいつも元気だからなァ、その笑顔を見て俺ァ安心したぜ」
銀「お前も少しくらいホッとしたかったんだろ?とりあえず作戦は成功したし」
高「無事に隊へ加入できたしな」
確かに銀時や晋助の言う通りかもしれない
少しくらい気を落ち着かせる事のできるホッとした時間が欲しかったから
正直成功すると思っていなかった作戦が見事に成功して、頭の姿が見えなくなった瞬間に膝から崩れ落ちてしまう程...
緊張したし...
ホッとした...
『2人共凄いね、私より私の事をわかってる』
銀「俺達ァお前の事はお見通しだからな」
『じゃあ今私がしようとしてる事は何だか分かる?』
銀時は私の事は“お見通し”なんだよね?
銀「そういう事じゃねェんだけど...まあ...」
銀「寝ようとしてんのか?」
寝ようと...
『ブー!!残念でした、正解は...』
私は2人に近付いて
小さな傷がたくさんできた頬に優しく接吻をした
chu...
『正解は接吻でした』
銀「バッ...お前...そーいうのはなァ...」
高「反則だろ...」
顔を真っ赤にしながらそっぽ向く銀時と晋助
嬉しい時とか松陽がよく私にしてくれたから私も真似してみたんだけどなぁ...
『ごめんね、恥ずかしかった...?』
銀「ったりめェだろ!!せめてすんなら2人っきりの時にやれ!!」
『え...あ、うん』
人前でも2人きりの時でも
恥ずかしいものは恥ずかしいと思うんだけどな
高「まァ...これも悪くはねェな...」
『本当に?』
高「まあ...されたからには返さないとな」
『返す?』
高「嗚呼」
晋助は私の肩を掴むと頬ではなく
『んっ...』
唇に接吻した
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透明哀歌 - この小説、本当に大好きです!更新頑張ってください!! (2019年4月3日 2時) (レス) id: 2a668a49bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:外夢 | 作成日時:2019年3月27日 19時