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百六十七 ページ4

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松「こらこら、安静と言ったのに...」


『えへへ』



少し困っているけど嬉しそうな松陽



銀(俺、さっきから空気じゃね?)ジーッ...


松「何ですか銀時、羨ましいんですか?」


銀「べ、別に...」



羨ましい...?
そうか



『銀時、そんなに羨ましかったら銀時も松陽に抱きつきなよ』


銀(ちげーよ...)


松(私ではなくAですよ)



あれ...違ったかな...



松「銀時はAに抱きつきたいんですよ」


銀「オイィィィ!!なんで言っちゃうの!?」



えっ...私...?
銀時は顔真っ赤だし...本当なのかな...


するとそこへ



高「先生終わりました」


松「ありがとうございます」



晋助と小太郎が戻ってきた



桂「A、大丈夫か?」


『うん、だいぶ良くなったよ』



まだ少し胸が苦しいけどそれ以外は特に痛いところも苦しいところもない



高「なぁ先生、銀時はどーしたんだ?」


桂「顔が真っ赤だ、熱でもあるんですか?」


松「実は銀時がですね...」


銀「ダァァァ!!松陽喋んな!!」



銀時は松陽の口を慌てて押さえた



高「その様子からして...」


桂「だいたい見当はつくが...」


松「銀時は意外と恥ずかしがり屋なんですよね」



銀時って恥ずかしがり屋なんだ...
恥ずかしがり屋なんて雰囲気が全然ないから気づかなかったよ



松「もっと大胆にいかないと私に取られちゃいますよ」


『わっ...』



松陽は私を抱きしめながら頬擦りをする
それを見ている晋助と小太郎も



高「先生ずりーぞ!!」


桂「俺も!!」



私に抱きついてきた
そして三人は私に抱きつきながら銀時を見つめる



銀(コイツ等...)



銀時...凄い顔...



松(銀時羨ましがってますね)


高(我慢してやがるな)


桂(素直になれば良いのになぁ)



仲間はずれ感があったから私は銀時も来るように言うことにした



『銀時も来なよ』



少し不貞腐れてる...
私は銀時の方へ手を伸ばした



銀「Aがそこまでいうなら...」


高(満更でもねェクセに)



そう言いながら銀時は私を抱きしめてくれた



銀(Aって意外と胸あるんだな...)



ドクンドクンドクン...


ここまで密着していると銀時の心臓の音が私の体に伝わってくる



『銀時の鼓動、すごく早いね』


銀「うるせェ」



そうは言ってるけど銀時はどこか嬉しそう


血を吐いてしまったけど
皆は優しく私に対応してくれた


このあたたかさが


その優しさや思いやりが


この先もずっとありますように...


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設定タグ:銀魂 , 松下村塾 , シリアス   
作品ジャンル:アニメ
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透明哀歌 - この小説、本当に大好きです!更新頑張ってください!! (2019年4月3日 2時) (レス) id: 2a668a49bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:外夢 | 作成日時:2019年3月27日 19時

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