百三十四 ページ9
基礎練習が終わり
私と小太郎で皆に指導をしたり、指導し合ったりしていると...
銀「A!!今日は俺と勝負しろ!!」
『あれ、今日は晋助じゃないの?』
銀「ジャンケンで決めたんだよ!!」
シフト制をやめて今度はジャンケンにしたんだ
なんて二人らしい決め方なのだろう
高「チッ...」
『晋助、また今度私と手合わせしてよ』
高「嗚呼」
私は竹刀を持って、銀時と向かい合った
なんか最近ずっと銀時と手合わせしてる気がする...
銀「良いぜ来いよ」
『遠慮なく』
パシィン!!
静まった道場に竹刀のぶつかり合う音が響き渡った
.
そして
パシン!!
桂「一本!!」
私の竹刀が銀時の胴を突いた
銀「クソ強ェ!!」
『でも今回は一本取られそうでヒヤヒヤしたよ』
銀時の急成長には手合わせする事に驚かされる
今日は本当に危なかった...受け止めきれなかったら私が負けていたから
高「何度目の今日こそは勝つだよ」
銀「うるせー!!お前だってそうだろ!!」
銀時は晋助の胸ぐらを掴む
私は結構疲れてるのに銀時凄い元気じゃん
『ケホッ...ケホッ!!』
嗚呼また...
桂「A、大丈夫か?」
『うん...ケホッ......大丈夫ッ...!!』
あれ...いつもは直ぐに止まるのに
咳が止まらない...
高「おい...大丈夫か...?」
『ん...大丈夫ッ...ケホッ!!』
咳止まって...
皆に迷惑かけたくないよ
銀「大丈夫なわけねーだろ、先生ん所行くぞ」
銀時は私を横抱きにして松陽の元へ連れて行く
自分で歩けると言いたいのに喉が詰まって声が出ない...
皆に見られてる...
恥ずかしい...
.
銀「松陽ーっ!!」
松「銀時、どうしたんですか?」
銀「Aの咳が止まらねェんだ!!」
松「銀時落ち着いて下さい、Aを此方に」
銀時は松陽のそばで私を下ろし、松陽は私のおでこや顔色を伺う
松「A、喋れますか?」
『うんッ...』
松「大分落ち着いているみたいですね、体調はどうですか」
『良い方なんだけど...』
何故咳が止まらなかったのだろう...
松「熱もなさそうですし...少し様子を見た方が良いですね」
『うん...』
松「銀時、Aが無茶をする様な事があれば止めて下さい」
銀「わーったよ」
『暫く運動できないの?』
松「様子を見て判断しましょう」
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いさや(プロフ) - ズラ子で将来起こる事件を思い出した笑笑 (2019年5月14日 14時) (レス) id: f5bbffc2cf (このIDを非表示/違反報告)
銀時と土方 - とても面白いので何回も読み返してます!更新頑張ってください (2019年3月14日 17時) (レス) id: 27f1b17986 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:外夢 | 作成日時:2019年3月4日 17時