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百六十二 ページ47

銀「やあっ!!」



パシィン!!



『あ゙っ...!!』



銀時の攻撃は防げた
でも竹刀は吹き飛び、私は宙を舞って床に転がり落ちる


何でっ...



銀「おー...盛大に吹っ飛んだな」


『っ...』



銀時の方へ手をのばそうとするが
力の入らない身体故に動かせなかった



銀「おい、どーした」


銀「A...?」



銀時は私の様子がおかしい事に気づいて駆け寄る
そしてぐったりとした私の表情を見て急に顔色を変えた



銀「A!?大丈夫か!!」



銀時は私を抱き抱える
すると身体に力の入らない私の手はするりと床に叩き付けられた



『ぎんときぃ...』


『身体、動かない...』


銀「なんで急に...」


『わかんない...』



さっきまで動いていた私の体
身体に力が入らないし喋るのもこれが精一杯



銀「待ってろ、今松陽の所に連れてってやっから!!」



体調が良くなったばかりなのに
なんで急に、なんの前触れもなく突然...


皆にまた迷惑かけちゃうよ...


銀時は大急ぎで松陽の元へ私を運んだ









銀「松陽!!Aが!!」


松「A!?どうしたんですか!!」


『しょ...よ...』



ぐったりしている私の姿に驚いている松陽
私も何でこうなったのかわからないからどう説明すれば良いのか分からないよ...



桂「先生?」


高「何があったんだよ」


松「小太郎は布団を敷いて下さい、晋助は桶に水を汲んできてもらえますか」


高桂「「は、はい!!」」



晋助と小太郎は何が何だか分からないまま松陽の指示を聞いている



『ごめん...なさい...』


松「一体何があったのですか」


『急に...身体に...力が入らなく...』


松「ついさっきまで元気だったのに...どうして...」



せっかく元気になったのに...



桂「先生布団を敷きました!!」


松「銀時、Aを寝かせてください」


銀「嗚呼」



銀時は私を静かに寝かせてくれた
皆は私の力の入らない身体を見て驚いている



高「先生持ってきました!!」



晋助が桶に水を入れて戻ってくると、松陽は手拭いを濡らして私の額に乗せた



高「A、どうした...一体何があったんだよ...」


松「急に身体に力が入らなくなったみたいで」


桂「先生、我々にできることは」


松「回復するまで見守るしか...」









銀「おい、Aっ!!」


松「気を失ってしまったみたいですね」


桂「銀時、心配なのは分かる」


高「今はAが目覚めるまで待とうぜ」


松「大丈夫、Aは絶対に目覚めますから」


.

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設定タグ:銀魂 , 松下村塾 , シリアス   
作品ジャンル:アニメ
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いさや(プロフ) - ズラ子で将来起こる事件を思い出した笑笑 (2019年5月14日 14時) (レス) id: f5bbffc2cf (このIDを非表示/違反報告)
銀時と土方 - とても面白いので何回も読み返してます!更新頑張ってください (2019年3月14日 17時) (レス) id: 27f1b17986 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:外夢 | 作成日時:2019年3月4日 17時

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