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百五十九 ページ44

松「人を信じることは、人を疑う事よりも重要です」


松「私は私自身に人を信じすぎるという欠点があったとしても人を疑いすぎるという欠点は無いようにしたいと思っています」



だから松陽は些細な事でも私達を信じてくれるんだ



桂「先生は本当に自由ですね」


松「自由が一番良いじゃないですか!!」


高「先生みたいな自由な侍が増えたらこの国は本当に終わる...」


松「それはそれで面白そうですね」


銀「国滅ぶのに面白いってどーいう事!?」


松「まあ...皆さんには他人に流されず、それぞれの志を胸に掲げ、ちゃんと自分の意志を持ったブレる事の無い強い人間になってもらいたいものですね」



それが松陽の言う“自由”の中に隠された本当の意味なのかな...



『私も松陽みたいな立派な人間になりたい!!』


松「私が立派なのかは分かりませんが...Aなら立派な人間になれますよ、私は信じています」



松陽は頭を優しく撫でてくれた
私は松陽に抱きつく



松「5人になって早くも一年...皆さん本当に成長しましたね」


銀「本当に色々成長したわ」


松「銀時にはあと数年で身長が越されちゃいそうですよ」



松陽の言葉を聞いてニヤニヤと晋助の方を見る銀時
また晋助をからかって...



松「皆さんはどんな大人になるんでしょうね」


桂「先生みたいな大人になりたいです!!」


『私も!!』



松陽は私と小太郎の頭を撫でる



高「俺も...先生みたいになりたい...」


松「そうですか」



松陽は少し照れている晋助の頭を撫でた



松「銀時はどうですか?」


銀「俺ァ自由な侍になる」



お、珍しく銀時が真面目な事を...



松「具体的に教えてください」


銀「食ってヤって寝る自由な侍だよ」



松陽はニコニコと黒い笑みを浮かべながら銀時に近付き



ゴツン!!!!



拳骨を落とした



松「皆さん、銀時みたいな自堕落な侍にだけはならないようにしましょう」


桂「先生の元で学んでいれば自堕落な侍になんてなりませんよ」


高「アイツは例外だけどな」


銀「例外ってなんだよ!!」



銀時は地面に埋まりながら晋助にツッコんだ
そして改めて松陽の拳骨の威力は異常だと思い知る私達



松「さて、日が暮れてしまう前に帰りましょうか」


銀「え、ちょ...」


高「A行くぞ」


『あ...うん...』


銀「てめーら置いてくなァァァ!!」



紅葉の山に銀時の声が響き渡る









ちなみに銀時はちゃんと回収して松下村塾へ帰りました


.

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設定タグ:銀魂 , 松下村塾 , シリアス   
作品ジャンル:アニメ
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いさや(プロフ) - ズラ子で将来起こる事件を思い出した笑笑 (2019年5月14日 14時) (レス) id: f5bbffc2cf (このIDを非表示/違反報告)
銀時と土方 - とても面白いので何回も読み返してます!更新頑張ってください (2019年3月14日 17時) (レス) id: 27f1b17986 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:外夢 | 作成日時:2019年3月4日 17時

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