百四十一 ページ26
目の前には終わりの見えないほど大きな水溜まりがあった
『これが海?』
松「これが海ですよ」
確かにこれは...
この世のものとは思えないくらい壮大な...
松「波打ち際まで行きますか?」
「行きたい行きたい!!」
「先生行こう!!」
海を始めた子もいて皆が興奮している中
私は目の前の光景から目を離せずにいた
『こんなに凄いとは思わなかった...』
桂「驚いただろう?」
『うん!!凄いね!!』
高「早く浜辺まで行こうぜ」
『あっ待って!!』
私は皆の所まで走った
浜辺につくと
皆は草履を脱いで渚ではしゃいでいた
『皆楽しそう』
海に来たのは良いんだけど
私、日を浴びる事ができないから草履を脱いで浜を歩く事も海に入ることもできないんだよね...
銀「Aもこっちに来いよ」
『私はここで見てるから、銀時は皆の事に行きなよ』
銀「良いから来い」
銀時は強引に私の腕を掴んで砂浜を走り出した
『ちょっとどこ行くのっ!!』
銀「良いから良いから」
銀時は私を渚まで連れて行くと
海の水を私に飛ばして来た
『ひゃっ!!何すんの!!』
銀「その顔についた海水嘗めてみろよ」
『海水...?』
私は顔に付いた海の水を嘗めた
『しょっぱい!!』
銀「これが海水だよ」
『これが...海水...』
海の水は飲水と違ってしょっぱいんだ
こんなに広大な海って全部塩水なんだ...
『す...凄い...』
銀「オラオラ、もっとかけてやる!!」
『ひゃあ!!ちょっとやめてよ!!』
銀時が海水をかけてくるので私は傘で防ぐ
「あ!!銀時がAちゃんイジメてる!!」
「いけないんだー!!」
銀「イジメてねーよ!!」
松「銀時、Aをイジメてるんですか?」
高「許されねぇな」
皆は一斉に銀時に海水をかけ始めた
挙げ句の果てには...
松「良いですか銀時、ちゃんと歯ァ食いしばってください!!」
銀「えっ...ちょっ...」
銀「ギャァァァ!!」
松陽が銀時を海に投げ飛ばす自体に...
(※皆は危ないからやっちゃダメだよ!!)
銀「松陽俺泳げないって言ったよな!!」
松「銀時がAに海水をかけるなんて100年早い」
銀「理由になってねぇ!!」
桂「全く、何をやっているんだ...」
小太郎は遠くの方から呆れた目で見ている
銀「A!!助けて!!」
『もう、しょうがないなぁ...』
私は銀時に手を差し伸べた
銀(今だ...)
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いさや(プロフ) - ズラ子で将来起こる事件を思い出した笑笑 (2019年5月14日 14時) (レス) id: f5bbffc2cf (このIDを非表示/違反報告)
銀時と土方 - とても面白いので何回も読み返してます!更新頑張ってください (2019年3月14日 17時) (レス) id: 27f1b17986 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:外夢 | 作成日時:2019年3月4日 17時