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百二十七 ページ2

季節は夏
蝉の声が鳴り響く今日この頃



銀「暑ィ...A氷くれ...」


『はい、どうぞ』



気温が急に上がったため、私の体調は悪化
塾内でも暑さで体調を崩す子がちらほらいる中で...



銀「やっぱ夏はAがいないとダメだなァ」



元気な銀時は私の部屋でゴロゴロしながら涼んでいる
一応教室にも氷置いてるんだけどなぁ...



『銀時サボっちゃダメだよ?元気なんだから...』


銀「あー暑くて溶けるー頭痛ェー死ぬー」



わざとらしいけど自分の体調は自分にしかわからないから
注意したくても本当に体調が悪かったら...と考えてしまうとなかなか言い出せない



『銀時大丈夫?頭が痛いのなら少し横になった方が...』


高「A、銀時は仮病だ」


『でも本当に頭が痛かったら...』


高「そんなの嘘に決まってんだろ」



銀時...本当に嘘をついてるのかな...



『銀時、嘘なの?』


銀「あー...そのー...」



目が泳いでる...やっぱり嘘だったんだ
私は銀時にすぐ騙されちゃうから今度から気を付けないと...


でも...



『良かった、体調が悪くなっていい事なんてないし』


銀「Aはすぐに騙されるよな」


『ご最もです...』



それ言われたら何も言い返せないよ...



『ところで晋助、授業は?』


高「先生が少し休憩するってよ」


『そっか、今日は暑いからね』



こまめに水分補給をしないと皆が熱射病で倒れちゃうからね



『良いな、私も早く授業受けたい』


高「じゃあ体調が良くならねェとな」



晋助は私の側に腰を下ろすと花を一輪くれた



『これってラベンダーだよね、良い香り!!』


高「鎮痛作用があるって桂が言ってた」



へぇ〜
ラベンダーに鎮痛作用があるんだ...



『いい事聞いた、ありがとう!!』


高「おう」


銀「チッ...気に食わねェ」


高「勝手に言ってろ」


銀「そーいう所が気に食わねェんだよ」



そしてまた啀み合う二人...
今日の朝もそうだったけど顔を合わせる度に喧嘩してるよね



松「こら!!また喧嘩ですか!!」


銀高「「ゲッ...」」


松「Aが困ってますよ?もう...体調が悪化したらどうするんですか」


『私は大丈夫だよ、寧ろ独りで少し寂しかったから』


松「ん〜!!Aは優しいですね!!大好きですよ!!」



松陽は私をギュッと抱きしめてくれた


うん、松陽...苦しい...

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設定タグ:銀魂 , 松下村塾 , シリアス   
作品ジャンル:アニメ
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いさや(プロフ) - ズラ子で将来起こる事件を思い出した笑笑 (2019年5月14日 14時) (レス) id: f5bbffc2cf (このIDを非表示/違反報告)
銀時と土方 - とても面白いので何回も読み返してます!更新頑張ってください (2019年3月14日 17時) (レス) id: 27f1b17986 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:外夢 | 作成日時:2019年3月4日 17時

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