調査兵団の王女は兵士長に気に入られています(part2) (ページ30)

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70話ページ30

『リヴァイ兵長...何でですか...』

そう言ったらエレンの胸倉を掴んだ

怖っ！男怖っ！←

エレ｢...兵長、俺...

Aを奪ってもいいですか？｣

リ｢は？｣

リヴァイ兵長の声がすごく、うん、すごく低い

エレ｢別に殴りたければ殴ってください

それでも、Aが欲しいです｣

なんだそれ、私が欲しいですって

私は何？ゲームの中のレア物？←

リ｢お前に...Aは渡さねぇ｣

でも...リヴァイ兵長とは...

リ｢取り敢えずエレン、お前は出てけ｣

エレ｢...わかりました｣

そう言ってドアの方に行く

ドアノブに手をかけたとき

エレ｢A｣

エレンが呼んだ

ほんの少し恐怖はあるけど

近寄ったら

軽く触れるだけのキスをされた

『...えっ』

エレ｢では失礼します｣

そう言ってやっとエレンは出ていった

その瞬間後ろからリヴァイが抱きついてきた

...何で

『リヴァイ兵長...どうしたんですか？』

リ｢お前...何でそんな他人行儀なんだよ...

俺らの関係がわかんなくなってきやがる...｣

『リヴァイ兵長』

そう言ってリヴァイ兵長から離れた

リ｢...？｣

『私達は...1番最初...

あのマリンが殺されかけていた日の頃の関係に、戻っただけです...
私はそう思います』

遠回りに、別れたい
そう言ってるようにしか聞こえない最低な言い方をしてしまった

『リヴァイ兵長...今は、しばらくは、必要時以外は話したくないです...
すみません...』

何でだろう、自然と涙が零れてくる

リ｢...お前は｣

リ｢さっき、エレンに襲われた時、怖くなかったのか？｣

『...怖かったですよ

けど、不思議とそこまでガクガクするほども怖くなかったんです』

リ｢...A｣

『はい』

リ｢これも、あいつにつけられたのか？｣

『え？』

リヴァイ兵長は私の首を指さす

あの時の痛みはそれか

リ｢...A｣

『はい』

リ｢...これからも、

副兵士長として

よろしくな...｣

リヴァイ兵長の目には涙が溜まっている

これで関係は0...に戻った