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side PINK
_______________ガチャ
｢開いた！…っ、北斗！｣
俺は乱暴に靴を脱ぎ捨てて、遠くに見つけた彼の名を呼ぶ。
ドアガードしてなかった。偉い。
後で褒めてあげよう。
｢北斗！ほくと、起きろ！｣
｢京本……っ、なん、で｣
廊下に倒れ込んで真っ青な顔してる北斗は俺を見上げるなり、怪訝な顔をした。
｢なんでって樹に電話したんだろ。
具合は？とりあえず移動しよう。
体熱すぎだ。熱中症になっちゃう｣
｢っ、だって、京本…
はぁ、用事、あったんでしょ｣
俺の手を振り払って、立ち上がろうとする北斗。
フラフラしてて、歩けるはずもないのに、壁に体重をかける。
｢北斗！危ないって、怪我するぞ｣
俺は体を支えるけど、全然こちらに体重をかけてくれない。
とにかく、何とか寝室のベッドの上まで行ってくれて、はぁはぁと息をする北斗を俺に寄りかからせて買ってきたスポーツドリンクを飲ませる。
｢っ、京本……｣
｢うわっ、……北斗、コレじゃ俺動けないよ｣
いきなり何かと思えば、ずりずりと、そのまま俺の膝枕状態。
｢動かなくていい。｣
え、ちょっと、何これ(笑)
さっきまでの怪訝そうな顔どこ行ったの(笑)
｢いやでも、北斗、着替えないと。汗かいてるし
体温測って、氷枕して、冷えピタ貼ろうよ｣
｢……何で来たの。…お酒、飲んでる｣
今度は鋭い目で見上げてきた。
どうやら匂いで気付いたらしい。
｢…本当は滝沢くんがお世話になってる演出家さんと会食入ってて…
スタッフさん、北斗が具合悪いの知ってたから、ココから凄い近いところにセッティングしてくれてたんだ。走って5分ぐらいだったよ(笑)｣
おかげで酔いが回ったし、めちゃくちゃ熱い北斗が引っ付いてるから、俺も汗だくなんだけど。
｢っ、戻ら、ないと｣
北斗はそう言って起き上がった。
｢……北斗…大丈夫。事情は説明してる。
マネージャーさん、渋滞ハマってるらしいから、こっちに着くまでは俺がいるから｣
｢ダメだって、スグ戻って｣
北斗は弱々しく、俺を少しだけ押した。
その目は少しうるうるしている。
寂しいならそう言えっての。
｢ごめん、めいわくっ、…おれ｣
｢北斗……｣
北斗はそっと俺のTシャツを引っ張った。
その時、ピンポーンと、インターホンが鳴った。
｢……はぁ、っ、｣
パッと離してくれて、俺は立ち上がった。
｢行こう。病院連れてってもらお｣
北斗を支えながら立ち上がらせる。
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あーちゃん(プロフ) - Sakuさん» お楽しみいただけて何よりです〜こちらこそ、ありがとうございます！LOCKLOCK続編もお楽しみに〜 (2019年10月13日 23時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
Saku(プロフ) - BLACK読ませていただきました！最高でした！ありがとうございます またたまにある黒田先生との絡み楽しみにしてますね笑 これからも無理なく更新頑張ってください！ (2019年10月13日 17時) (レス) id: 6e7b6bb8a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - ななさん» ありがとうございます〜♪はい！是非ともパート3でも遊びに来てください！嬉しいですー！頑張ります(^^) (2019年10月12日 7時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございました。辛くて切ない中にも、みんなの優しさやあたたかさを感じられてとても素敵なお話でした。移行先でもあーちゃんさんの小説を読めるのを楽しみにしております。 (2019年10月11日 22時) (レス) id: e1e336f268 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - くりさん» ありがとうございます〜！けっこう難しかったですが、私も楽しみながら書かせてもらいました！またお願いします〜 (2019年10月8日 6時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年9月20日 12時
