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Side YELLOW
「最優先は、レコーディング。
それはもし遅れたとしても、最悪QRコードでの配信とか、そういう別の形でなんとか対応してもらえます。
けど、俺としては、CDの音源から聞こえてくる音を楽しんでもらいたいので、間に合わせたい。CDデビューはファンへの恩返しだから…
その次が、当日前後で発売される雑誌の撮影です。ジャケット写真や宣材写真、YouTubeなんかも。
最初は、見た目もひょろくなっちゃったし、髪もまだ短いし
ビジュアルは公開せずに、イメージの絵なんかでジャケットにする案も出たんだけど…
やっぱ俺らは、YouTubeでの動画配信が転機になったのは間違いないし、CDを売るためにはPV撮影もしたいんです」
「…PV撮影？」
穏やかな表情で聞いてくれていた黒田先生の眉は北斗のその言葉にぴくっと反応した。
「ダンスは許可できないよ。レコーディングで歌い続けるだけでもかなり負担がかかる。
…自分が今、普通に生活すること…炊事洗濯掃除もままならないこと、分かってるの？」
早口言葉で言われると何だか圧倒してしまう。厳しい言葉。
「分かってる。
…分かってるよ。…幸い俺たちは、Snow manみたいにダンスやアクロバットを強みにしているわけじゃない。
横並び1列で並んで歌うのだって定番だし、それで俺たちのパフォーマンスは魅せれるはずだから、だけど…」
ちょっと泣きそうになってる北斗。
これは静岡でも何度も話した。ダンスが出来ないことぐらい、誰よりも分かっているのは北斗だ。
「…PVは編集でいくらでも対応します。…レコーディングの様子を撮影して、後はセットを背に横並びで歌うだけでいいです」
ジェシーが賢明に説明をする。
北斗は予定されているスケジュールを紙で見せた。事前に渡しておくことを事務所にも許可を得ている。
「今週で何とかしたいんだ。レコーディングして、PVも。
でも、テレビで披露するときにはなんとか踊れるようになっていたい。」
そう懇願する北斗。
まぁまぁ、と前のめりになる北斗の背中をさすりつつ、俺は口を開いた。
「もう僕たちはレコーディングを済ませて、PVにできるぐらいの素材は残してます。
歌に関しては編曲の方向性もある程度固まって、後は北斗のソロパートをどうアレンジするかだけですし。
レコーディングには時間がかかるし、ずっと歌い続けることは難しいかもしれませんが、
北斗は俺なんかよりもセンスがあるから、ものにするのは早いですし、すぐにOKが出ると思います」
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あーちゃん(プロフ) - Sakuさん» お楽しみいただけて何よりです〜こちらこそ、ありがとうございます！LOCKLOCK続編もお楽しみに〜 (2019年10月13日 23時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
Saku(プロフ) - BLACK読ませていただきました！最高でした！ありがとうございます またたまにある黒田先生との絡み楽しみにしてますね笑 これからも無理なく更新頑張ってください！ (2019年10月13日 17時) (レス) id: 6e7b6bb8a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - ななさん» ありがとうございます〜♪はい！是非ともパート3でも遊びに来てください！嬉しいですー！頑張ります(^^) (2019年10月12日 7時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございました。辛くて切ない中にも、みんなの優しさやあたたかさを感じられてとても素敵なお話でした。移行先でもあーちゃんさんの小説を読めるのを楽しみにしております。 (2019年10月11日 22時) (レス) id: e1e336f268 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - くりさん» ありがとうございます〜！けっこう難しかったですが、私も楽しみながら書かせてもらいました！またお願いします〜 (2019年10月8日 6時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年9月20日 12時
