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Side RED
大荷物抱えて静岡駅で新幹線を降りて、2人組の女性に声を掛けられた。
「ジェシー君ですか…応援しています！」
「お仕事ですか？頑張って下さい！北斗君にお大事にって伝えてください」
泣きそうな顔の彼女たちにありがとうございます、とだけ返して、男子トイレに入った。
マスクもしているし、赤髪が隠れる帽子を被っていたのに。この身長だから仕方ないかもしれないけど。
静岡で目撃情報がでるとかなりまずい…。けど、これを届けに来たのだから。
少し時間を空けて、トイレを出る。見渡しても彼女たちはもういなかった。
いつもなら地方の私鉄に乗り換えるけど、今日はタクシーを使うことにした。
免許、取った方がいいかな。将来的にも。なんて考えてたら、いつの間にか眠ってた。
「これ、マネジャーさんたちから。滝沢君に用事があって事務所に行ったときに」
俺は北斗のお母さんにそれを渡した。お菓子類とタオルに肌着や下着など、かなり助かるアイテムばかり。
「あら、ありがとう。お菓子は…早く起きないと賞味期限切れになっちゃうわね」
ふふふ、と笑うお母さんに俺もつられた。
「…今日は辛そうですね」
赤い頬が心配になった。額に乗せられたタオルを手に取って少し汗をぬぐってやる。
新しいタオルにアイスノンを包んでお母さんがそこに乗せた。
「冷却シートだとかぶれちゃってね。
もともとから肌は敏感なほうだけど、背中や腰のあたりも酷いの。ずっと寝ているから…」
それからもすぐに温くなるそれと氷枕を何度も変えて過ごした。
それでも、面会時間は3時間。その間にできることは、限られているけど。
「…ファンの子たちも、すごく応援してくれてますよ。これ…ほんとはこれを届けに来たんです。」
帝国劇場や、ファミクラに届いた大量のファンレター。紙袋一杯のそれを見て、北斗のお母さんは涙を流していた。
病室に流れる自分の笑い声に笑いながら、お母さん話していたらあっという間に面会時間は終わっていた。
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あーちゃん(プロフ) - Sakuさん» お楽しみいただけて何よりです〜こちらこそ、ありがとうございます！LOCKLOCK続編もお楽しみに〜 (2019年10月13日 23時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
Saku(プロフ) - BLACK読ませていただきました！最高でした！ありがとうございます またたまにある黒田先生との絡み楽しみにしてますね笑 これからも無理なく更新頑張ってください！ (2019年10月13日 17時) (レス) id: 6e7b6bb8a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - ななさん» ありがとうございます〜♪はい！是非ともパート3でも遊びに来てください！嬉しいですー！頑張ります(^^) (2019年10月12日 7時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございました。辛くて切ない中にも、みんなの優しさやあたたかさを感じられてとても素敵なお話でした。移行先でもあーちゃんさんの小説を読めるのを楽しみにしております。 (2019年10月11日 22時) (レス) id: e1e336f268 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - くりさん» ありがとうございます〜！けっこう難しかったですが、私も楽しみながら書かせてもらいました！またお願いします〜 (2019年10月8日 6時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年9月20日 12時
