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Side GREEN



恐ろしく長く感じる静岡までの道のり。

こんな時に限って、帝国劇場では音響トラブルとか、ちょっとしたケガ人が出てしまったりと、慌ただしく、

楽しい公演ではあったけど、確認事項も多く、神経を使う公演が続いた。

逆にそれが良くもあり、北斗のことを考えずに済んだ。



けど、一つ、良い知らせがあった。





【移植が終わりました。あとは北斗がもう少し頑張るだけ】



北斗のお母さんからジェシーへのLINEはホッとした顔の絵文字が付けられていた。

こっちがバタバタしていたのもあって、結局それから、電話も出来てなかったんだけど。





きっと泣いていた俺らのことが分かったのかも知れない。

改めて花束をもらった時の動画を見ていたら、表情に余裕がないのがまるわかり。

北斗のお母さんはすぐ見せるからねって、意識の朦朧としている中、北斗の病室で再生してくれたらしいから。





そんな話をして、やっと病院についた。

残念ながら、俺一人で運転してきて、しかも最後にたどり着いた。もう辺りは暗かった。

最初は、しょっぴーたちも送って行こうか、なんて言ってくれてたんだけど低調にお断りした。

これは、6人で乗り越えなきゃいけない壁だから。

そういったのは、まぎれもないジェシーだった。







「お疲れ。…よく寝てるじゃん」



俺が想像する3倍は安らかに眠る北斗。

勿論無菌室のガラス越しだけど、それを眺める高地に俺は声を掛けた。



「慎太郎、お疲れ。ほんと20分前まで、めちゃくちゃ苦しそうだったんだよ。

言葉を勿論話さないし、先生の問いかけにも反応しないし、何が辛いのかは分からないんだけど、とにかく辛そうなうめき声だけが響いてた。」



振り返った高地と、うんうんと頷くきょも。2人の疲れた顔に思わずたじろいだ。



「なんか、感覚無くす麻酔みたいなの打って、それで何とか落ち着いたみたい」



きょもが、大きく胸をなでおろして伸びをする。







「樹たちは?」



「北斗がちょっと落ち着いたから、夕飯ついでに、ご両親とお兄さんと話してくるって。

俺ら来る途中に食べたんだ。慎太郎、待ってなくてごめんって言ってたよ」



「そうなんだ。俺もケータリングで済ませてきたし、なんなら撮影で使った残り食べさせてもらったんだ(笑)」



そういうと、2人は少し笑ってくれた。やはりそのほうがいい。

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あーちゃん(プロフ) - Sakuさん» お楽しみいただけて何よりです〜こちらこそ、ありがとうございます!LOCKLOCK続編もお楽しみに〜 (2019年10月13日 23時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
Saku(プロフ) - BLACK読ませていただきました!最高でした!ありがとうございます またたまにある黒田先生との絡み楽しみにしてますね笑 これからも無理なく更新頑張ってください! (2019年10月13日 17時) (レス) id: 6e7b6bb8a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - ななさん» ありがとうございます〜♪はい!是非ともパート3でも遊びに来てください!嬉しいですー!頑張ります(^^) (2019年10月12日 7時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございました。辛くて切ない中にも、みんなの優しさやあたたかさを感じられてとても素敵なお話でした。移行先でもあーちゃんさんの小説を読めるのを楽しみにしております。 (2019年10月11日 22時) (レス) id: e1e336f268 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - くりさん» ありがとうございます〜!けっこう難しかったですが、私も楽しみながら書かせてもらいました!またお願いします〜 (2019年10月8日 6時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あーちゃん | 作成日時:2019年9月20日 12時

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