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Side BLUE
結局、最後の最後までぼーっともぐもぐしているだけで、北斗が内容を聞いてるかもよく分からないまま放送を終えた。
「おお、よく食べたじゃん。」
「ぅん。体力使ったから、エネルギーチャージした」
「俺だったらこんな時間にそんな甘いやつ、ぜってぇ吐くわ笑」
なんて普通に会話しながら部屋に戻る。
「早く寝ろよ〜」
と声をかけて、俺はシャワーを浴びようとしたとき。
「じゅり、…じゅりまって、行かないで、しめちゃだめ、…はぁ、苦しい…ﾊｧｯ、はぁっはぁっ、」
「えっ、おっと！あぶな、大丈夫？けがない？」
ガシッと手首を掴まれて後ろに二人で尻もちをつく。
「うぅ、……はぁっ、…だめだ、ﾊｧｯ！…はぁっ！」
「……ほくと、……ほくと、大丈夫だから。
薬のんだから自律神経が敏感になってんだよ、ね？」
そわそわと自分の手をさすっている北斗。
…あのとき、YouTubeの撮影で地震が起きたとき。
あれも北海道だったなとようやく思い出した。
「ごめ、…樹も疲れてるのに」
「……北斗、」
ゆらゆら揺れる瞳。
……あの部屋に来るまで、一人でこの不安に耐えていたのだと思うといたたまれない。
「良いんだよ。北斗がそれで楽になるなら側にいるよ。でも今はとりあえず寝よう。
お前も俺もひでぇ顔してるから、笑」
ボサボサの頭の俺達が少し遠くの姿鏡に映る。
北斗はほんの少し、頷いた。
ツインの部屋なのに、どちらからともなく同じベッドに向かう。
北斗が寒くないように布団を寄せてやってふたりで潜り込む。
「…寝れそう？」
呼吸はだいぶ落ち着いてきたけど、足をもぞもぞさせている北斗は、一度目を開けて首を横にふった。
「…じゃあ、マッサージすっか」
一度布団から出て、そわそわしていた北斗の足をゆっくり解すように揉んでいく。
疲労もたまっているだろうし、これで少しでも寝れるといいけど。
「…ん、…眩し。…」
「じゅり、朝だよ。」
「……ん？」
気付いたらそのまま二人とも寝ていたようだ。
カーテンが開けられていて、いつも通りの朝が来たことを理解した。
「……もうちょい寝る」
「…でも樹、シャワー、浴びるでしょ」
「………ん、」
再び夢の中に落ちようとしたとき、
ちいさくちいさく、「ありがとね」と声がした。
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あーちゃん(プロフ) - マイラさん» コメント、ご愛読ありがとうございます🥰私にとっても大好きな作品なので、たまには更新できるように頑張りますね✨ありがとうございます！ (2022年8月21日 11時) (
レス) id: b62bd82bc0 (このIDを非表示/違反報告)
マイラ - Rollin'シリーズ大好きなのでたまに更新された通知がくると嬉しいです!!これからも楽しみにしてます。頑張ってください (2022年8月21日 0時) (レス) id: 247892270a (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 佑妃奈さん» ご愛読ありがとうございました😳コメントとても嬉しいです💌はい！またフラッと更新しますので(笑)お付き合いよろしくお願いします✨ (2022年4月16日 15時) (レス) id: b3f31bb09f (このIDを非表示/違反報告)
佑妃奈(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます😊気づくのが遅くなってしまいました(ó﹏ò｡)💦💦また更新される時を楽しみにしてます！！ (2022年4月16日 13時) (レス) id: f264ee5bd6 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - サンリオさん» コメントありがとうございます！またふらっと更新すると思いますので、今後も応援よろしくお願いします(^^) (2020年9月17日 8時) (レス) id: d58af8230a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2020年6月18日 0時
