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side BLUE
｢でも俺、昨日の服置いてきちゃった。どのみち北斗ん家行くよ｣
心配そうに俺を見た高地は、まぁいいけど、なんて、すこし笑う。
俺は今日の流れを確認すべく、台本に目を通す。
｢俺、ちょっとスタッフさんに言ってくるわ。
ここの照明どうなってるか聞かないと、コイツ耐えらんないわ｣
俺はまた立ち上がって、隣に居た慎太郎に告げた。
ただでさえ目眩も酷いのにきっと辛いだろう。
｢過保護のママみたいになってるよ〜樹〜｣
遠くのジェシーから声をかけられる。
振り返るけど、ジェシーはスマホを見つめたまま、俺を見ている訳では無い。
ジェシーなりの気使いだと思う。
分かってる。
｢ん？ほくと、どうした？｣
北斗の近くにいた慎太郎がソファーに寝ている北斗に目線を合わせた。
｢…やれる、から｣
｢うん。…無理しちゃダメだよ｣
慎太郎がまるで子供をあやしてるみたい。
北斗は慎太郎に支えられながらも体を起こして、慎太郎にありがとう、と少し笑った。
｢調子良い間にリハさせてもらう？
照明のことも、聞けるし｣
きょもがそう提案。
高地もそうだなって、北斗に水を渡しながら。
｢………｣
何か、俺、何してたんだったけ…
皆、北斗を見てる。
俺だって、そうだ。
｢……ﾊｧﾊｧ……ﾊｧ｣
助けて…
みんな…
俺を見てｯ
｢じゅり？｣
北斗が俺を呼んだ。
｢ﾊｧﾊｧﾊｧｯ…ｯ…ﾊｧﾊｧﾊｧｯ｣
｢樹！どうしたっ？｣
ジェシー、俺も分かんない。
分かんなくて、ガクンって力が抜けた。
苦しい。息が吸えない。
いや、吐けない？何これ、どうやって呼吸すんの
｢樹、大丈夫っ。ゆっくり息吐いて！｣
慎太郎の声に涙がポロポロ溢れていく。
｢苦しいね、よしよし、ちょっと疲れたね、｣
いつもは、俺が世話焼いてるはずのきょもが来てくれて、慎太郎と共に背中を摩ってくれる。
｢…ﾊｧ……ﾊｧ……ごめ、も、…へーき｣
呼吸がやっと落ち着いて、だけど、何故か涙とかすかな震えは止まらなかった。
｢樹、ごめんね……俺のせい｣
ハッと顔を上げたら、北斗が泣きそうな顔して俺の前にいた。
｢違う！違うんだ、｣
そんなことは絶対にない。
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あーちゃん(プロフ) - ゆづぃーさん» ご愛読、コメントありがとうございます(^^)勿論全てフィクションですが、笑 のめり込んでいただいて嬉しいです！今後もよろしくお願いします！ (2021年4月14日 6時) (
レス) id: 12865d1db9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづぃー - 北斗のつらさと、メンバーのつらさがリアルで本当にこんなことがあったのでは、ないかと不安になりました笑 とってもおもしろかったです♪ (2021年4月13日 23時) (レス) id: 810e0e885e (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - Sakuさん» ありがとうございます〜私も書いてて楽しかったです！今後もよろしくお願いします (2019年9月19日 17時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - とうふさん» お楽しみいただけて何よりです！また遊びに来てくださーい！ (2019年9月16日 8時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - メロンパンださん» お返事が遅くなり失礼しました(^^;リクエストありがとうございます！了解しました〜お待ちください♪ (2019年9月16日 8時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年8月31日 9時
