橙色のカーネーションに誘われて【スタマイ】

「子どもへの愛情の注ぎ方？」/ マトリver. ページ9

＊


-青山樹の場合-５歳息子。


「おかえり、まま！！」

A「ただいま。」


玄関の鍵を開ける音を聞いた途端、一目散に玄関に向かう息子。
そして扉が開くと同時にAちゃんに抱き着き唇にキス。


「まま、もういっかい、ちゅーして。」

A「はあい。」


と、２回目のキスをしようとしたところですっとAちゃんの腕の中から息子が抜ける。


樹「おい、Aは俺のもんだ。いくらお前でもAにキスするのは許さない。」

「ぶーー！！！ぱぱのままじゃないもん！！！！」

樹「は？俺のに決まってんだろ。」

A「ちょっと、樹さん…！」


.


１２年後、息子１７歳。


「かあさん、ただいま」

同時にAちゃんの唇にキス。

A「……。」

樹「おい。」

「なんだよ。」

樹「お前、早く彼女作れ。」

「は？彼女なんて要らないし。」

樹「なんなら俺が縁談持ってきてやる」

「要らない！！！！」



多分、ずっとこんな感じ。
樹さんと息子くんはいつまでもAちゃんを取り合う。
習慣って怖い、、、！


fin.
樹さんとヒロインはベストカップルだと思ってます、、




-由井孝太郎の場合-１歳娘。


孝太郎「A、いつもお疲れ様。」

私の腕の中にいる娘をひょいっと持ち上げ自分の胸に持っていく。

孝太郎「しばらく俺がみているからキミはゆっくりとするといいよ」

A「じゃあ、孝太郎さんの隣で寛ぎます。」

孝太郎「そう。」


娘を抱きかかえ、Aちゃんの手を握り、それから数十分後。

孝太郎「２人して寝たか。ふふ、愛してる。」

２人の頬にそっとキスを。


Aちゃんへの愛し方は尋常じゃない。
それを見て娘はすくすく育ち大きくなってもそれは変わらない。


fin.


-関大輔の場合-４歳娘。



樹「関さん、お邪魔します。」

「ん？」

A「樹さんだよ。ママの職場の先輩。」

樹「こんにちは。大きくなったね。はい、これどうぞ。」


スマートに頭を撫で、うさぎのぬいぐるみを渡す樹さんに、照れてそれを控えめに受け取る娘。


「いちゅき、さん…っ。」

関「あ、青山、玄関で長話もあれだから上がってくれ…。」

樹「すみません。ありがとうございます。」

「いちゅきしゃん、こっち！」


手をぐいっと引っ張り自分のテリトリーにあっさり樹さんを招待する娘。


A「ふふ、やっぱり樹さんってモテるんですね」

関「A、やめてくれ…」


多分、樹さんに恋する…。
関パパ、頑張れ…。


fin.

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