なんて言えば正解？ ページ6
「ね、あんた達ボーダーに入ってんでしょ？」
授業終わり、奈良坂、三上、木下の3人は先程の授業でわからなかったところを教えあっていた。
『そうだけど…どうしたの？』
そう言うとその子は私たちを睨み言った
「この前の大規模侵攻でお兄が大怪我して歩けなくなったの…
あんた達はベイルアウトだっけ？あるからいいけどこっちは大怪我するし最悪死ぬんだけど？」
「それは……」
怒ったその子を止めようと前に出た三上をその子は肩を押した。
ドンっと机にぶつかった三上に木下の中の何かが切れた
『こっちだってやってんだよ！！』
「おい、A落ち着け」
今にも殴りかかりそうな木下を奈良坂は後ろから抑えた
「ほら、ボーダーは人もろくに助けずに手はすぐ出す
ろくなのいないじゃん」
その言葉を聞いた木下は奈良坂の腕を払いその女の子に近づいて言った
『お前がボーダーの何を知ってんだよ！！』
『人を助けたい、家族を守りたい、姉の仇を討ちたい、いろんな理由の人が一生懸命やってんだよ！
確かに助けられない人はいるかもしれないけど
どんなに不利な状況でもベイルアウトせずに生身になって最後までやったやつもいんだよ！』
「うるせぇな！わかるわけねぇだろ！」
そう言うとその子は木下に殴りかかろうとした時
バチンッ
木下に痛みはなかった
奈良坂に抱きしめられるような形になっていたから
痛みはなかったと思ったが違かった
『かほちゃん……』
奈良坂と木下の前には三上が立っていた
「Aちゃんだけじゃない奈良坂くんだって隣のクラスの辻くんだって命をかけて戦っているの
罵倒するならわたしにして」
『かほちゃん頬っぺたが…』
奈良坂の腕から抜けると木下は三上に駆け寄った
「大丈夫！」
「あんたらほんとにうざい」
すると今まで黙っていた奈良坂が木下と三上の前に立ち言った
「確か国公立の指定校狙ってるらしいな」
その一言でその女の子の表情がかわった
「あんまりこういうことすると狙えなくなるぞ」
黙り込んだ女に奈良坂は今度は見向きもせず木下と三上に声をかけた
「保健室に行くぞ」
『そうだよ！行こうかほちゃん』
3人が女の横を抜けようとした時だった
誰も気づかなかったのだ
その女が近くにあった花瓶を手に取っていたことに
「将来なんてどうでもいい！お兄の足を返して！」
その瞬間
木下は倒れ頭からは大量の血が流れていた
「Aちゃん！！」
「おい！A！」
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ちゃろ - まめさん» まめさんありがとうございます！自分も可愛いって思われる子にしたかったのでそう言っていただけて嬉しいです！これからも木下ちゃんの日常を書きつつ恋愛の落ちやどうするか考えていきたいと思います！面白いと言っていただき嬉しいです！ (2021年1月12日 22時) (
レス) id: cb41c16c72 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃろ - 沙羅さん» 沙羅さんありがとうございます！全然欲張りで構いませんよ！日常も書きつつ恋愛の方も考えていきたいと思います^ ^落ちとかも誰にするか決めていないので少しずつ考えていきます！！いつも読んでいただき嬉しいです！ (2021年1月12日 22時) (レス) id: cb41c16c72 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 面白くて一気に読んでしまいました！木下ちゃん可愛すぎます！恋愛編も見たいですが、もうしばらく日常が見たいです！ (2021年1月12日 22時) (レス) id: bb9e4903c2 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 日常&恋愛、どちらも見たいです！すみません欲張りで…ボーダーやめる件、予想外の展開でした！私としてはもう少しでいいので日常を書いてから恋愛にもっていってほしいなあと思っています！ (2021年1月12日 7時) (レス) id: f64d60a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃろ - ツナマヨさん» 17歳組いいですよね！わたしも秀次がんばって！と思いながら書いてます！更新頑張ります！ (2021年1月9日 18時) (レス) id: cb41c16c72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃろ | 作成日時：2020年12月27日 22時
