17歳のボーダー隊員の日常

東隊の可愛いコンビ ページ48

『……』

今。私はラウンジでたくさんの課題に囲まれている

とりあえず数分前に遡る

「A」

『あ！なに？奈良坂』

後ろからどっかの服屋の紙袋を持った奈良坂が来た

「昨日の防衛任務でいなかった時に結構課題が多くてな。これ来週までやってこいとのことだ」

『あの…手伝って頂けたりはしないのでしょうか？』

「これから防衛任務だからその後ならいい」

「え！まじでやったー！」

喜んでいると奈良坂は真顔で言った

「半分以上終わっていなければ手伝わない」






『これ？終わるか？…』

とりあえずやろうと手を動かし始めた時

「あ！A先輩だ！」

「A先輩お疲れ様です！」

この声は東隊の可愛いの２人組！？

『おっくん！こあら！久しぶり！』

そう言うと嬉しそうにわたしの向かいの席についた

「先輩となかなか会えないから寂しいですよ〜」

ぶぅーと口をして言うこあら

『いつからそんな可愛いこと言えるようになったの？！』

もー可愛いなーと言うと嬉しそうにするこあら
それをじっーとみているおっくん

『あれ？おっくんも可愛いって言って欲しい？
　大丈夫だよ！めっちゃ可愛い！』

「違いますから！」

ばっ！と椅子から立って反論するおっくんに
こあらはにやにやしていたがおっくんによりチョップされた

「ていうかA先輩は何してるんですか？」

『あーこれ？課題だよ！』

するとこあらはあからさまに嫌そうにした

「えー進学校ってめんどくさそうですね」

『ほんとにめんどくさいよ…』

「でも進学校の制服かっこいいよな！」

興奮気味に言うおっくんにこあらも同調して盛り上がっている間にまたペンを進めた




小荒井と奥寺は真剣に課題を行う木下を見つめていたが邪魔になると思い静かに席を立った

すると小荒井は奥寺に声を掛けた

「A先輩って真剣だと頭良さそうだよな」

「いや、頭いいんだって先輩は」

「頭いいし運動できるし強いし最強だよな」

「確かに最強なんだよな」

すると小荒井は悪戯っ子のような顔をして言った

「小荒井隊ができたら誘おうかな！」

「はぁ！？ずるいって！おれが誘う！」

知らないところで取り合いをされていた木下でした。

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