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ミホークside
自室で本を読んでいると杖をつく音が聞こえた。
水でも飲むのかAの足音が食事部屋に向かう。
しかし待てど暮らせど戻ってくる気配がない。
「ぎゃあ？！」
気になり、食事部屋に入るとAがいた。
すると雷の轟音に驚いたAは声を上げ、走り出した。
「うぎゃ？！」
ただその先に俺がいてAは俺にぶつかった。
ミホーク「大丈夫か？」
俺の体に密着するA。
このまま抱きしめたい衝動を抑え、Aの肩に手を置いた。
「雷怖くて…眠れなくて…それで…水を飲みに来て…」
雷が怖くて眠れない。
可愛いらしい理由だ。
「何か…ガサガサって…聞こえたんですけど…」
ミホーク「ネズミだろう。たまに出てくる」
安堵するA。
しかしすぐさま顔を上げると目を見開いた。
「高身長とは思ってたんですけど…本当に高いですね…」
体が正面で密着するのはこれが初めてだ。
体型などがわかり、俺の身長がどれほどなのか。
曖昧だが把握したのだろう。
ミホーク「ん？」
右手を俺の顔目掛けて伸ばすA。
何をしようとしているのか。
「少しでも自分の中で…人物像を描きたくて…」
ミホーク「気の済むまで確かめるといい」
「あ、ありがとうございます…」
俺の顔周辺を漂う手。
するとAの指先が顎に触れた。
この時点で右腕は真っ直ぐ伸びている。
そうしなければ届かないほどの身長差に口角が上がる。
「ん？髭が生えてるんですね…」
ミホーク「髭を生やした男は嫌いか？」
「あ、いえ、きっと…お似合いなんだろうなぁって…顎髭だけですか？」
ミホーク「鼻の下もだ」
「鼻の下…」
Aの指が鼻下の髭に触れると同時に唇にも指が触れる。
しかしAは顔の造形を知るのに夢中で気に留めてない。
「おぉ…こんな感じで生えて…あぁ！ごめんなさい！」
突如謝るとAは手を離した。
「す、凄い…唇…触ってましたね…すみません…」
ミホーク「フッ…構わん」
お前にならどれだけ触れられようが嫌な気はしない。
むしろ手が離れ、それを名残惜しいと思う。
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トモ(プロフ) - トリトンさん» キュンキュンをお届けできて嬉しいです！こちらこそありがとうございます！ (2月17日 19時) (
レス) id: a48d671f36 (このIDを非表示/違反報告)
トリトン - とってもキュンキュンしました！甘々なミホークをありがとうございます！！ (2月17日 3時) (レス) @page44 id: 861ce2f0e2 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - よもぎ餅さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2月8日 7時) (レス) id: a48d671f36 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅 - 更新楽しみにしてました！！頑張ってください‼︎ (2月8日 0時) (レス) id: 66243e415f (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - よっちゃんイカさん» お待たせしました！応援ありがとうございます！ (2月7日 9時) (レス) id: a48d671f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トモ | 作成日時：2023年4月10日 1時
