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数日後
マナ「A！A！A！A！」
「何だ！何だ！何だ！何だ！」
時刻は１６時。
時差出勤で先に退勤したはずのマナが戻ってきた。
もの凄い形相だけど何があったんだ。
マナ「アオキさんも時差だったみたいで…外に出たらいて…」
「ふむふむ…」
マナ「A…ふむふむとか言ってられるのここまでだよ…」
「えっ…」
マナ「アオキさんの例の知り合いが来てるの！！」
「はい？！」
マナ「今！会社の前！いる！連絡先を聞きに！」
「えぇッ？！」
何で…？
断ったよね…？
彼氏がいる作戦は…？
面倒臭いと思わせる作戦は…？
マナ「あと…もう１つ…伝えたい事があって…」
「…何？」
マナ「アオキさんの知り合い…」
マナ「ナッペ山ジムのジムリーダー…グルーシャだよ！！」
「はぁーッ？！」
パルデア地方のジム戦は行く順番が指定されていない。
どのジムに挑戦するかはトレーナーの自由。
しかし強さは同じではなくそれぞれのジムのレベルは違う。
ナッペ山ジムは８個あるジムの中で１番強い。
挑戦するなら最後の方がいいと言われている。
ちなみにこれらの情報は経験談ではない。
職場がポケモンリーグだと自然と入ってくるもの。
家族に「四天王とお近づきになれた？」とたまに聞かれるけど。
経理部の私は四天王やジムリーダーと面識はなく。
トップのオモダカさんと何度か挨拶を交わした事がある程度だ。
「ジムリーダー…はい？」
マナ「そう言う反応になるよね…わかる」
「私…どうしたらいいの…？」
マナ「Aは１時間後に退勤って言った」
「そしたら…？」
マナ「迷惑じゃなければ待ってる」
「あっ…迷惑かも…」
マナ「迷惑だったら日を改めて来る」
「ぬぁんでだよぉっ…」
マナ「とりあえず話してみたら？悪い人じゃなさそうだよ」
テレビで見た感じだと…クール系？
わざわざ連絡先を聞きに来るなんて…マジ？
「マナは…帰るよね？」
マナ「一緒に行くからそんな不安そうな顔しないで」
「うぅ…恩に着るっ…」
マナ「２人に伝えて来る。私は休憩室の掃除して待ってるから」
「わかった…ありがとう…」
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作者名：トモ | 作成日時：2023年10月21日 21時
