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デンジside
デンジ「キンセツシティにいるといいが…」
ダークライは動きの早いポケモンだと聞く。
姿を消す前にマスターボールで捕獲。
シミュレーションでは上手くいくが現実はまた違う。
「すみません…相席してもいいですか？」
俺達の向かい側の席を指差す中年男性。
Aちゃんが「どうぞ」と言うと男性は会釈しながら着席した。
「どの席も満席で…腰痛持ちには辛くて…助かりました」
「お礼と言ってはなんですが催眠術を体験してみませんか？」
突然何を言い出すのかと思えば相席の礼に催眠術を披露すると言う。
正直催眠術にいい思い出はない。
今では改心したサイがかつて尋問に利用した過去があるからだ。
「ポケモンの催眠術ですか？」
「いえ、私の催眠術はポケモンに頼らず私が催眠をかけるんです」
デンジ「あなたは催眠術師？」
「あくまで趣味程度ですがかかる人にはかかると言う感じです。どうでしょうか。到着までまだ時間がありますので体験されてみませんか？」
デンジ「多分俺はかからないタイプの人間だからやめときます」
「そちらの女性は？」
デンジ「催眠術…あまりいい思い出ないでしょ？」
遠慮しないで断っていい、その意味を込めて。
するとAちゃんは首を横に振った。
「あの催眠術とは違うので大丈夫です。かけられた事がないので気になります」
Aちゃんがそう言うならいいか。
確かにサイの催眠術とこの男性の催眠術は別物だ。
「ならあなたに催眠術をかけます」
「はい」
「先にお聞きしたいのですが彼はあなたの恋人ですか？」
「いえ、違います。友人です」
俺が恋人かどうかを聞いた男性。
催眠術に関係あるのだろうか。
「力を抜いて…あなたは突然寝てしまいます。１…２…３！」
次の瞬間。
Aちゃんは椅子に腰掛けたままガクリと項垂れた。
ダクマ「デンジ…」
デンジ「大丈夫。催眠術で寝てるだけだよ。Aちゃんはかかりやすいタイプなんだ」
趣味程度と言うがなかなか精度は高いようだ。
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トモ(プロフ) - 猫-MAO-さん» 多くの作品があるなかお気に入りの１つだなんて嬉しい限りです！ありがとうございます！ (12月30日 12時) (
レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
猫-MAO- - この小説、すごく面白くてお気に入りの１つです。これからも投稿頑張ってください! (12月30日 1時) (レス) @page2 id: dd1cedb082 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 豆さん» メリークリスマスです！ (12月28日 5時) (レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
豆 - ちょっと遅れましたがメリークリスマスです (12月27日 21時) (レス) id: 5dd14be858 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - はるさん» レシラムのお陰でようやく進展しました！はるさんもメリークリスマスです！ (12月25日 18時) (レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トモ | 作成日時：2023年10月6日 0時
