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43【夢】 ページ43

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 スイクンside



ベッドに横になり、前足でAの体を包み込む。

しかしAは私に背を向けて「もう…」と呟く。



Aが、Aの反応が、あまりにも可愛くて。

少々からかいすぎたようだ。



スイクン『私の可愛い姫…』

スイクン『顔が赤いぞ…どうしたんだ?』



対面よりも密着はできるがやはり顔が見たい。

私はAの耳元で甘く囁いた。



スイクン「お前の反応が可愛くて…もうからかわないからこちらを向いて」



するとAはゆっくりと顔を動かし、私達は向かい合った。



スイクン「A…私の事はスイクンと呼んで欲しい」

「スイクン…ですか?」



上目遣いで私の名を呼ぶA。

最早からかう余裕などない。



スイクン「Aっ…」



Aの柔らかそうな唇に優しくかぶりつく。

柔らかそうな唇は想像以上に柔らかく。

かぶりついては舐めてその感触をこれでもかと味わう。



「スイ…クン…」



互いの口が僅かに離れ、Aから漏れた私の名前。

その甘い声は私の理性の糸を切るには十分だった。



「んっ…んん…」



先程よりも激しいキス。

心臓の鼓動は早まり、体は火照る。

頭の中がとろけそうだ。



スイクン「あぁ…A…」



どれほどの時間、唇を重ねただろう。

Aの口周りが私の唾液で濡れている。

それを私の舌で拭うものだからまた濡れる。



スイクン「私の姫…愛してる」

「嬉しい…」

スイクン「A…」



離したくない…

離しはしない…

しかしなぜだろう…

これだけ甘い時間を過ごしたのに…

遠く感じてしまうのは…



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トモ(プロフ) - 猫-MAO-さん» 多くの作品があるなかお気に入りの1つだなんて嬉しい限りです!ありがとうございます! (12月30日 12時) (レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
猫-MAO- - この小説、すごく面白くてお気に入りの1つです。これからも投稿頑張ってください! (12月30日 1時) (レス) @page2 id: dd1cedb082 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 豆さん» メリークリスマスです! (12月28日 5時) (レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
- ちょっと遅れましたがメリークリスマスです (12月27日 21時) (レス) id: 5dd14be858 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - はるさん» レシラムのお陰でようやく進展しました!はるさんもメリークリスマスです! (12月25日 18時) (レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トモ | 作成日時:2023年10月6日 0時

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