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時刻は２３時。
デンジさんやダクマが就寝し、１人で焚き火にあたる。
「あったかい…」
レシラムは３０分くらい前から不在。
あの建物からそう遠くは離れていない場所での野宿。
不審人物がいないか偵察に行ってくれている。
「ごめんね…ダクマ…」
ダクマが丁寧に巻いてくれた包帯を解いていく。
もったいないが洗い物をして濡れてしまった。
「いてて…」
大分良くなったけどまだ痛みはある。
怪我をした直後は言葉や表情に出さないよう必死に耐えた。
ダクマ『怪我をしたじゃないか…』
平然を装わないと今以上に罪悪感を抱いてしまう。
レシラム「A」
「おかえり…どうだった？」
レシラム「不審な人物はいない。…デンジも寝たのか」
オルアースの森での決戦。
あの時もレシラムはイベルタルを止めてくれた。
私達の事を考えてそう言う役目に徹した。
闘技場でダクマを奮起させる為にあえて静観したり。
レシラムは広い視野で冷静にその時の状況を見れるのだろう。
「レシラム…いつもありがとう」
レシラム「礼には及ばない」
「レシラムがいてくれてよかった」
レシラム「そうか…」
するとレシラムは私の側にやってきた。
「洗い物してたら包帯が濡れちゃって…」
レシラム「痛みは…」
「まだ少し痛い…でも大丈夫…」
レシラム「手を…傷を見せてくれ」
「うん…え？」
手の平を見せるとレシラムは優しく傷口を舐めた。
「レシラム…」
レシラム「痛むか？」
「痛くない…けど…土とか触ったから汚いよ…」
レシラム「汚くない…綺麗だ」
「何か…ふふっ…」
レシラム「ん？」
「口説かれてるみたい…」
現実世界ではなく映画などにありそうな台詞。
レシラム「あぁ…口説いている」
「…え？」
真剣な表情で私を見つめるレシラム。
レシラム「冗談だと思うか？」
あぁ…
冗談じゃない…
「あの…ええと…」
レシラム「目を逸らすな…私を見るんだ」
そう言うとレシラムは右の爪を私の頬に当てた。
レシラム「意識して欲しいと思っていた…ずっと…」
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トモ(プロフ) - 猫-MAO-さん» 多くの作品があるなかお気に入りの１つだなんて嬉しい限りです！ありがとうございます！ (12月30日 12時) (
レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
猫-MAO- - この小説、すごく面白くてお気に入りの１つです。これからも投稿頑張ってください! (12月30日 1時) (レス) @page2 id: dd1cedb082 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 豆さん» メリークリスマスです！ (12月28日 5時) (レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
豆 - ちょっと遅れましたがメリークリスマスです (12月27日 21時) (レス) id: 5dd14be858 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - はるさん» レシラムのお陰でようやく進展しました！はるさんもメリークリスマスです！ (12月25日 18時) (レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トモ | 作成日時：2023年10月6日 0時
