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ダクマside
バトルに勝てないのに解放されない理由。
それは私が言葉を話せる珍しいダクマだからだ。
集客には欠かせない存在だと言う。
彼らの魂胆に気付いた時は言葉を話せる事を恨んだ。
ヨロイ島に悪い人間はいなかった。
皆が私に優しく接してくれた。
着いていく男を間違えた。
私に善人か悪人かを見抜く力はない。
そんな私の前に現れた女性、A。
『こんにちは』
ここに来てから初めて出会った。
私と目線を合わせて話してくれる人間に。
不思議と警戒心は抱かなかった。
デンジ『Aちゃんはダクマの目はまだ死んでないと言って…』
ダクマ『私の目が…心が…まだ死んでないように見えるのか…？』
『私にはそう見えた…だから気になって…声をかけたんだけど…』
外の世界にもこんな優しい人間がいるのだと知った。
『ダクマに賭けます！！』
『ダクマが勝ったら…ダクマを連れていく！！』
私はもう心に決めていた。
無事にここから出たら彼女についていくと。
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「ダクマは…強い…！！」
ダクマ「A…」
「だから勝って…勝って…ここを出よう…！！」
有刺鉄線の柵を握りしめる手から血が滴り落ちる。
しかしそれに構う事なくAは叫ぶ。
何か特別なきのみを食べた訳ではない。
これは何と言うパワーなのだろうか。
力が、勝気が、やる気が、みなぎってくる。
「ダクマ…私達がいる…１人じゃないっ…」
あぁ…
そうか…
この力は…
Aがもたらす力だ…
マスタード『立つのをやめたらその時点で負け』
マスタード『ウーラオスは何度でも立ち上がる』
マスタード『不屈の闘志…ダクマは持ってる？』
ダクマ「うおおおおおッ！！」
私は自分を奮い立たせた。
私に、私を信じる者に、勝利を捧げる。
「いけぇーッ！！」
「ダクマァーッ！！」
少し強くなれた…
そんな気がした…
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トモ(プロフ) - 猫-MAO-さん» 多くの作品があるなかお気に入りの１つだなんて嬉しい限りです！ありがとうございます！ (12月30日 12時) (
レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
猫-MAO- - この小説、すごく面白くてお気に入りの１つです。これからも投稿頑張ってください! (12月30日 1時) (レス) @page2 id: dd1cedb082 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 豆さん» メリークリスマスです！ (12月28日 5時) (レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
豆 - ちょっと遅れましたがメリークリスマスです (12月27日 21時) (レス) id: 5dd14be858 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - はるさん» レシラムのお陰でようやく進展しました！はるさんもメリークリスマスです！ (12月25日 18時) (レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トモ | 作成日時：2023年10月6日 0時
