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ララ「クローバーの社長…辛い経験をしたのね…」
そう呟きながら週刊誌を閉じるララさん。
私が勤める手芸店のオーナーだ。
ただ１人の従業員である私を娘のように可愛がってくれる。
ララ「復讐心を捨てるのは簡単な事じゃないわよ…」
ロック社長の逮捕。
このニュースは世界中に報道された。
大企業クローバーの社長が名前と顔を変えて。
復讐の為に違法のモンスターボールを製造した。
驚かない人はいなかったのではないだろうか。
サイさんの過去は週刊誌が取り上げた。
その後、ドキュメンタリー番組まで放送された。
同情する声や犯罪に手を染めた事を非難する声。
賛否両論あって当然。
それが世論。
ただサイさんは世論がどうであれ。
罪を償い、キクさんの分も生きると決意した。
そんなサイさんを私達は陰ながら見守る。
ララ「各地方のジムリーダーやチャンピオンがロック社長を止めた…」
ララ「頼もしいわね…彼らはこの世界を救ってくれたヒーローだわ…」
その言葉に私は無言で頷いた。
実はあの場にいた。
それは私の秘め事にしておこう。
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ダイゴ『父親から聞いたよ。メールで住所を送るから』
「ありがとうございます」
数日前にダイゴさんが教えてくれた。
キクさんのお墓はガラル地方にあるのだと。
サイさんが逮捕される前。
ムクゲ社長がサイさんから聞いたらしい。
サイさんの代わりにお墓参りに行く。
ムクゲ社長とサイさんは約束を交わした。
だから私もダイゴさんに伝えた。
キクさんのお墓参りに行きたいと。
そのお墓の場所がメールで送られてきた。
「今度の土曜日…行こう」
今度の土曜日は私の誕生日の前日。
ちなみに私の誕生日はシナモンさんだけが知っている。
最初の旅立ち。
ナギサシティに向かう列車で聞かれた。
この世界の人間になって初めて迎える誕生日。
いつでも誕生日は特別な日だけど。
今回の誕生日はより特別な誕生日になる。
「あっ…雪が降ってる…キュレムの季節だね」
キュレム「あぁ…そうだな」
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トモ(プロフ) - 猫-MAO-さん» 多くの作品があるなかお気に入りの１つだなんて嬉しい限りです！ありがとうございます！ (12月30日 12時) (
レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
猫-MAO- - この小説、すごく面白くてお気に入りの１つです。これからも投稿頑張ってください! (12月30日 1時) (レス) @page2 id: dd1cedb082 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 豆さん» メリークリスマスです！ (12月28日 5時) (レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
豆 - ちょっと遅れましたがメリークリスマスです (12月27日 21時) (レス) id: 5dd14be858 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - はるさん» レシラムのお陰でようやく進展しました！はるさんもメリークリスマスです！ (12月25日 18時) (レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トモ | 作成日時：2023年10月6日 0時
