１８【夢】 ページ18
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エンテイside
エンテイ「…お前達もか」
王宮の玄関で出会したスイクンとライコウ。
彼らもそれぞれの従者から言われたようだ。
ライコウ「Aと言う女性は我々の愛を一身に受ける」
スイクン「彼女に愛や幸福を与える事でこの国はより繁栄する」
エンテイ「奪い合い…誰かのものにするのではない。Aは私達の妻だ」
スイクン「ただ２人でいる時はAはその王のものであると私は思うが…」
その言葉に私とライコウは頷く。
エンテイ「同感だ」
ライコウ「２人きりの時は私だけを見ろ…と言うだろう」
スイクン「今日は記念すべき妻となる日だがどうする？」
ライコウ「夜は特別…特に今夜は。４人で仲良く眠ろうとは思わん」
スイクン「誰がAと一夜を共にするか…」
ライコウ「先にAの家に着いた者が背に乗せる。そして今夜を共に過ごす…どうだ？」
ライコウが言うように今夜は特別。
Aと過ごす夜を賭けた競走か。
エンテイ「いいだろう」
スイクン「誰が相手になっても恨み節はなしだ」
ライコウ「…行くぞ」
私達は一斉に走り出した。
私の体から炎が吹き出し、ライコウの体から電気が発生し、スイクンの走る道が凍る。
これから私達の寵愛を受ける女性との夜を賭けた競走。
互いに熱が入り、力が溢れ出る。
なぜ会った事のない女性にこんなにも気持ちが高揚するのだろう。
まるでもうAを愛しているようだ。
エンテイ「今夜のAは…私のものだ」
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スイクン「一足…遅かったか」
ライコウ「フェアな勝負…文句はない」
Aとの夜を賭けた勝負。
数歩の差でAの家に辿り着いたのは私。
すると我々の声に気付いたのか家の扉がゆっくりと開いた。
「…え？」
開いた扉からこちらを見る小柄な女性。
エンテイ「Aか？」
私の問いにAは頷いた。
エンテイ「炎の帝王…エンテイ」
スイクン「水の君主…スイクン」
ライコウ「雷の皇帝…ライコウ」
エンテイ「A…お前を迎えに来た」
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トモ(プロフ) - 猫-MAO-さん» 多くの作品があるなかお気に入りの１つだなんて嬉しい限りです！ありがとうございます！ (12月30日 12時) (
レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
猫-MAO- - この小説、すごく面白くてお気に入りの１つです。これからも投稿頑張ってください! (12月30日 1時) (レス) @page2 id: dd1cedb082 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 豆さん» メリークリスマスです！ (12月28日 5時) (レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
豆 - ちょっと遅れましたがメリークリスマスです (12月27日 21時) (レス) id: 5dd14be858 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - はるさん» レシラムのお陰でようやく進展しました！はるさんもメリークリスマスです！ (12月25日 18時) (レス) id: f87b27dade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トモ | 作成日時：2023年10月6日 0時
