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「ごめんなさい…話すのやめてもいいですか…」
シナモン「えっ…」
マツバ「どうしたの…？」
「話を聞けば記憶に残ります…館長が知ったら…」
マツバ「確かに心配だな…」
シナモン「館長が危険に晒されるかもしれないわね…」
安易に話していい内容ではない。
私達があの男にされた事を思い出せ。
「でも…キュレムの過去は…知りたいです…」
「すみません…図々しいのを承知で言います…」
「私達の秘密は聞かずに…話してくれませんか…」
私は椅子から立ち上がると深く頭を下げた。
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カルマ「顔を上げてくれ…」
そう言うと館長は私の肩に手を置いた。
カルマ「君達は何かと戦ってるんだな」
「えっ…」
カルマ「そこまで聞けばもう十分だ」
「館長…」
カルマ「カルマでいい。館長と呼ばれるのは何年経っても慣れない」
シナモン「勘が鋭いのね…カルマさん…」
カルマ「秘密を知った者に危険が及ぶのは敵がいる場合がほとんどだ」
マツバ「まさにその通りです…なので僕達の話はここまでしか…」
カルマ「あぁ…もう聞かないよ。私に対する気遣いに感謝する」
シナモン「実はね…戦いの鍵となるものがキュレムの住処にあるの」
カルマ「そう言う理由だったのか…」
過去を知りたいが為に。
無関係の相手に話そうとした事を反省した。
カルマ「君達の名前は？」
「Aです…」
シナモン「シナモンよ」
マツバ「マツバです。宜しくお願いします」
カルマ「A…君はなぜキュレムの過去が知りたいんだ？」
どうして私はこんなにも過去が知りたいのか。
ただ傷付いた過去があると知った瞬間。
自分の事ではないのに��辛い��と思った。
その思いを伝えるとカルマさんは微笑んだ。
カルマ「君達に知って欲しい…キュレムの過去を…」
カルマさんは本棚から１冊の本を取り出した。
カルマ「これは私の曾祖父が書いた本だ」
「 ( ひいおじいちゃん… ) 」
カルマ「むかしむかし…あるところに…」
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はる - 応援してます！ (9月12日 15時) (
レス) id: 711a76c71a (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しい限りです！更新頑張ります！ (9月12日 6時) (レス) @page50 id: ba8d882ed0 (このIDを非表示/違反報告)
はる - とても面白い作品でした。このあとの話がとっても気になります！更新を楽しみに待ってます。 (9月10日 21時) (レス) @page48 id: 711a76c71a (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - リサさん» 更新日時等は未定です。私自身が素敵だと思える作品を読者様にお届けしたいので更新頻度に波があるかもしれません。更新を楽しみにして頂きありがとうございます。 (9月4日 22時) (レス) id: 1e3db49e75 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 次の更新はいつですか？ (9月4日 21時) (レス) @page47 id: a9b99ba3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トモ | 作成日時：2023年7月23日 22時
