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ダイゴside
笑顔で僕に名刺を渡すロック。
声色は優しく笑顔は爽やか。
悪い印象なんて微塵も抱かない。
本当に今回の事件の主犯格であるロックと同一人物なのか？
実は誰かがロックに乗り移って操っているんじゃないのか？
そう思ってしまうほど。
僕達しか知らないであろう��あの��ロックと一致しない。
ムクゲ「私達は知らない仲ではないんだ」
ロック「昔はよく２人で飲みに行ったりもして…」
ダイゴ「そうなんですね…」
父さんの交友関係は広い。
どこの誰と交流があるのか。
それを秘書でもない僕が全て把握できる訳がない。
それに拠点としている地方も違う。
父さんの会社はホウエン地方。
ロックの会社はイッシュ地方。
お互い存在は知っていても飲みに行くような仲とは思いもしない。
ムクゲ「今回うちの会社と共同で事業を行う事になったんだ」
ロック「ムクゲ社長から声をかけて頂いて…本当に嬉しい限りです」
彼の裏の顔を知ったら。
父さんは落胆するだろうな。
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ムクゲ「彼は苦労人なんだ…報われてよかった」
ダイゴ「父さんはロック社長の過去を知ってるんだね」
ムクゲ「飲んだ時に彼が話したんだ…自分の過去を…」
ダイゴ「酔っ払って？」
ムクゲ「あぁ…だが彼は私が知っているとは知らない。私の秘め事にしている」
ダイゴ「どんな過去？どんな苦労を？」
今の僕は彼の過去を聞かずにはいられない。
ムクゲ「珍しいな…お前が深掘りするなんて…」
ダイゴ「教えて欲しい」
ムクゲ「個人情報だ」
そう言うと父さんは僕に背を向けた。
普段なら深掘りなどしない。
だから僕に「彼は苦労人なんだ…」と話したのだろう。
その先を話すつもりなど毛頭ない。
ダイゴ「お願いします…彼の過去を知りたいんです」
ムクゲ「ダイゴ…この話は終わりだ。私は仕事に戻るよ」
ダイゴ「彼が犯罪に手を染めていると知ってもですか？」
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はる - 応援してます！ (9月12日 15時) (
レス) id: 711a76c71a (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しい限りです！更新頑張ります！ (9月12日 6時) (レス) @page50 id: ba8d882ed0 (このIDを非表示/違反報告)
はる - とても面白い作品でした。このあとの話がとっても気になります！更新を楽しみに待ってます。 (9月10日 21時) (レス) @page48 id: 711a76c71a (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - リサさん» 更新日時等は未定です。私自身が素敵だと思える作品を読者様にお届けしたいので更新頻度に波があるかもしれません。更新を楽しみにして頂きありがとうございます。 (9月4日 22時) (レス) id: 1e3db49e75 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 次の更新はいつですか？ (9月4日 21時) (レス) @page47 id: a9b99ba3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トモ | 作成日時：2023年7月23日 22時
