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レシラム「名前は？」
「A…です…」
レシラム「A…」
両翼で私を包み込むレシラム。
柔らかい体毛が鼻や頬に当たってくすぐったい。
レシラム「A…ここまでよく頑張ったな」
「ありがとう…」
レシラム「私もお前達に力を貸そう」
「えっ…本当に…？」
咄嗟に顔を上げると目が合った。
するとレシラムは私の額にキスを落とした。
レシラム「力を貸す為にお前を探した」
「ありがとう…嬉しい…ありがとうね…」
レシラム「フッ…」
「ん？」
レシラム「いや…何でもない」
何でもない。
そう言われると余計気になる。
キュレム「離れろ」
「うわっ」
後ろから伸びてきたキュレムの腕。
グンと引っ張られ、私はレシラムから引き離された。
その後、２人は何度か鳴き声でやり取りをしていた。
何を話しているのかわからないけど喧嘩ではなさそう。
レシラム「 ( お前の嫉妬心には呆れて物も言えん ) 」
キュレム「 ( お前もAの人柄に触れれば私のようになる ) 」
レシラム「 ( そうか…ならそれは私の未来の姿と言う事か… ) 」
キュレム「 ( レシラム…まさか… ) 」
＊＊＊＊＊＊
レシラムside
強く感じる…
真実を追い求める意志を…
誰だ…
こんなにも私を惹きつけるのは…
レシラム『真実を追い求める…その意志を強く持つ者…』
『私…？』
真実を追い求める強い意志。
私がその意志を感じたのはAだけではない。
恐らくAの仲間だろう。
しかしより強く感じて惹かれたのはAだった。
『実は…私は…』
Aから話を聞いて納得した。
なぜAに強く惹かれたのか。
Aの物語を聞けば聞くほど惹かれる。
自分を二の次にして他者を守ろうとする人柄に。
『ありがとう…嬉しい…ありがとうね…』
レシラム『フッ…』
『ん？』
レシラム『いや…何でもない』
私の加勢を喜ぶ姿が何とも可愛らしい。
思わず微笑んでしまうくらい。
キュレム「 ( レシラム…まさか… ) 」
レシラム「 ( 私も同じように独占したいと思うかもしれないな ) 」
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はる - 応援してます！ (9月12日 15時) (
レス) id: 711a76c71a (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しい限りです！更新頑張ります！ (9月12日 6時) (レス) @page50 id: ba8d882ed0 (このIDを非表示/違反報告)
はる - とても面白い作品でした。このあとの話がとっても気になります！更新を楽しみに待ってます。 (9月10日 21時) (レス) @page48 id: 711a76c71a (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - リサさん» 更新日時等は未定です。私自身が素敵だと思える作品を読者様にお届けしたいので更新頻度に波があるかもしれません。更新を楽しみにして頂きありがとうございます。 (9月4日 22時) (レス) id: 1e3db49e75 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 次の更新はいつですか？ (9月4日 21時) (レス) @page47 id: a9b99ba3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トモ | 作成日時：2023年7月23日 22時
