１４０ ページ40
.
「あともう少しでナックルシティ…」
ガラル地方に戻ってきた私達。
立ち寄った街の喫茶店で暫しの休憩。
すると喫茶店のテレビから警報のような音が鳴り響く。
「この音は？」
マツバ「ニュース速報だよ。何かあったのかな？」
画面上に表示される文字。
何て書いてあるんだろう。
シナモン「イッシュ地方で山火事だって…」
「山火事…」
マツバ「速報で伝えるくらいだから大規模なのかも…」
次の瞬間、旅番組が報道のスタジオに切り替わる。
神妙な面持ちでカメラを見つめるアナウンサー。
番組を中断して山火事のニュースを伝えるようだ。
『イッシュ地方で山火事が発生しました』
『消防隊が消火活動をしている模様です』
『避難勧告が発令されました』
『現場には決して近付かないで下さい』
安全な場所に避難する近隣住民。
炎から逃げ惑う野生のポケモン達。
マツバさんが言うように大規模な山火事だ。
「…ん？」
鞄の中からカタカタと音が聞こえてくる。
「うわぁ？！」
.
「ママ見て！コバルオンだ！カッコいい！」
「コバルオン…テラキオン…ビリジオン…」
「伝説のポケモンを連れてるのか…」
突然外に出てきた聖剣士達。
彼らの登場に周りの客は驚きの声を上げた。
シナモン「ちょっと！どうしたの！」
聖剣士達はニュースの映像を無言で見つめている。
コバルオン「A…私達は…」
シナモン「ここだと目立つから移動するわよ！」
聖剣士達に気付いて店内を指差す通行人。
大騒ぎになる前に移動しないと。
マツバ「Aちゃん！聖剣士達を戻して！」
「は、はい！」
モンスターボールに戻すと私達は喫茶店を後にした。
「脇腹が…痛い…」
マツバ「全速力で走ったもんね…」
シナモン「ハァ…ハァ…ここなら出して大丈夫よ…」
やってきたのは街外れの森。
周囲を確認すると私は聖剣士達を外に出した。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 167人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる - 応援してます！ (9月12日 15時) (
レス) id: 711a76c71a (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しい限りです！更新頑張ります！ (9月12日 6時) (レス) @page50 id: ba8d882ed0 (このIDを非表示/違反報告)
はる - とても面白い作品でした。このあとの話がとっても気になります！更新を楽しみに待ってます。 (9月10日 21時) (レス) @page48 id: 711a76c71a (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - リサさん» 更新日時等は未定です。私自身が素敵だと思える作品を読者様にお届けしたいので更新頻度に波があるかもしれません。更新を楽しみにして頂きありがとうございます。 (9月4日 22時) (レス) id: 1e3db49e75 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 次の更新はいつですか？ (9月4日 21時) (レス) @page47 id: a9b99ba3cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：トモ | 作成日時：2023年7月23日 22時
