１３８ ページ38
.
ダイゴside
デボンコーポレーション。
僕の父親が経営する会社だ。
ブレインボールの謎を解明する為。
僕は現物を持って開発室を訪れた。
デンジとオーバが見つけたブレインボール。
レックウザやルギアが操られる理由。
他のモンスターボールの干渉を受けない理由。
それらの原因を突き止めるまでは帰らない。
そう心に決めて僕はホウエン地方に戻ってきた。
「なるほど…そう言う事か…」
ダイゴ「何かわかった？」
「予測の部分もありますがある程度は…」
ダイゴ「さすがデボンを支える研究員だね」
モンスターボールの開発を手がける研究員。
父親が絶大な信頼を寄せている人物である。
どうやら機械などを駆使してその原因を突き止めたようだ。
「モンスターボール…ブレインボールでしたか？」
ダイゴ「あぁ…ブレインボール…」
「このブレインボールからは絶えず電磁波が発生しています」
ダイゴ「電磁波…」
「これがとても厄介で…」
ダイゴ「ポケモンが操られる原因は電磁波？」
僕の問いに研究員は頷いた。
まさか電磁波が原因とは思いもしなかった。
「まず他者のポケモンがこのボールで奪われた件ですが…」
メモを取るよりも研究員の音声の方がいいだろう。
僕はスマホロトムの録音機能をオンにした。
「モンスターボールで捕獲されたポケモンには目に見えないＩＤが刻まれます。これによって別のモンスターボールでの捕獲が不可能になります」
ダイゴ「ＩＤが上書きされたらいくらでも奪えるからね」
「別のモンスターボールで奪おうとする行為を妨害する機能。それを製造過程で組み込む事が我々のような企業には義務付けられています」
ダイゴ「ブレインボールはその妨害機能を妨害するのか…」
「捕獲済みのポケモンを逃す際はＩＤを抹消して真っさらの状態に戻す処置がモンスターボールの内部で行われます。このブレインボールは対象のポケモンに当たった際にその機能が発動するようになっています」
ダイゴ「それまで入っていたモンスターボールのＩＤが抹消されてしまうのか…」
「それもかなり高性能です…体に当たり取り込むまでの数秒…その一瞬で誰のものでもない状態にしてしまう…」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 167人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる - 応援してます！ (9月12日 15時) (
レス) id: 711a76c71a (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しい限りです！更新頑張ります！ (9月12日 6時) (レス) @page50 id: ba8d882ed0 (このIDを非表示/違反報告)
はる - とても面白い作品でした。このあとの話がとっても気になります！更新を楽しみに待ってます。 (9月10日 21時) (レス) @page48 id: 711a76c71a (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - リサさん» 更新日時等は未定です。私自身が素敵だと思える作品を読者様にお届けしたいので更新頻度に波があるかもしれません。更新を楽しみにして頂きありがとうございます。 (9月4日 22時) (レス) id: 1e3db49e75 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 次の更新はいつですか？ (9月4日 21時) (レス) @page47 id: a9b99ba3cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：トモ | 作成日時：2023年7月23日 22時
