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カルマ「キュレム…ありがとうっ…」
涙を流し、何度もお礼を伝えるカルマさん。
そんな姿に私達はもらい泣きするのだった。
カルマ「私は図書館の館長をしながらこの村を守る」
シナモン「次の村長はカルマさんと言う事かしら？」
カルマ「ありがたい事に…この私を選んでくれたんだ」
シナモン「当然よ。村長はカルマさんしかいないわ」
マツバ「それに…カルマさんはカルマさんです」
家族である前に個人である。
カルマさんはカルラさんではないのだから。
「カルマさんならこの村を守れます」
カルマ「ありがとう…A。この恩は忘れない」
皆に見送られ、私達は村を後にした。
今回の件が解決したら再び村を訪れる。
そんな約束をカルマさんと交わしたのだった。
シナモン「A」
村から少し離れた場所で立ち止まるシナモンさん。
私を見ながら両手を広げている。
シナモン「改めて…喜び合いましょう」
マツバ「こんごうだまを見つけられた事を…」
旅の目的であるこんごうだまの発見。
悲願の達成を今なら心の底から喜べる。
「短いようで…長かったです…」
シナモン「色んな事があったわね…」
「まだ終わってないけど…今は喜んでいいですよね…」
私達は抱き合い、喜びを分かち合った。
＊＊＊＊＊＊
私の願いはただ１つ
キュレムを見つけないで下さい
どこかでひっそりと暮らすキュレムを
そっとしておく事がせめてもの償いなのです
氷の体を持ちながらもその心は温かい
そんなキュレムの心までも凍らせた人間達
誰も彼の心を溶かす事なんてできない
ましてや人間なんかに
カルア
この物語には続きがある
数百年と言う長い間
絶え間なく襲ってくる負の感情
それらに耐え続けたキュレム
そんな彼を神は見逃さなかった
◯◯年◯月◯日
この日を私は忘れない
キュレムを救う者が現れたこの日を
人間に凍らされた心
溶かしたのは人間だった
一族を代表してお礼を言いたい
ありがとう
君と君の仲間とキュレム
彼女達の人生に幸多からんことを
カルマ
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はる - 応援してます！ (9月12日 15時) (
レス) id: 711a76c71a (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しい限りです！更新頑張ります！ (9月12日 6時) (レス) @page50 id: ba8d882ed0 (このIDを非表示/違反報告)
はる - とても面白い作品でした。このあとの話がとっても気になります！更新を楽しみに待ってます。 (9月10日 21時) (レス) @page48 id: 711a76c71a (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - リサさん» 更新日時等は未定です。私自身が素敵だと思える作品を読者様にお届けしたいので更新頻度に波があるかもしれません。更新を楽しみにして頂きありがとうございます。 (9月4日 22時) (レス) id: 1e3db49e75 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 次の更新はいつですか？ (9月4日 21時) (レス) @page47 id: a9b99ba3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トモ | 作成日時：2023年7月23日 22時
