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マツバside
病室に入ると変わらずキュレムはAちゃんの側にいた。
元の姿に戻り、眠るAちゃんの顔を見つめるキュレム。
気のせいだろうか。
先程よりも表情に優しさを感じるのは。
シナモン「私達は仮眠室で寝るけどキュレムはどうする？」
キュレム「私はここにいる」
シナモン「ふふ、わかったわ。Aの側にいてあげて」
心を許せる相手と出会えてよかった。
心が休まる場所を見つけられてよかった。
シナモン「ダンデ達に連絡するわ。今日発つと連絡してたから」
昨晩、チャットでこんごうだま発見の報告をした僕達。
送信直後にダンデやキバナから電話がかかってきた。
直接話を聞きたかったのだろう。
直接喜びを分かち合いたかったのだろう。
しかし電波が悪くてメールでのやり取りとなった。
こうごうだまを見つけると言う悲願が達成されたんだ。
当然ながらダンデ達からは喜びと労いのメールが届いた。
ただ歓喜の気持ちを文字にはできても心の底から喜べない。
孤独なキュレムが頭の片隅にある僕達は。
マツバ「これで…ようやく達成されたね」
遅くなってしまったけど今なら僕達も喜べる。
するとシナモンは無言で僕に手のひらを向けた。
シナモン「やったわね…マツバ」
マツバ「あぁ」
同じ気持ちだったのだろう。
僕達は手が痛くなるほどのハイタッチをした。
シナモン「Aが起きたら３人で喜びのハグね」
Aちゃんが熱を出した事。
キュレムが仲間になった事。
ガラルの帰還に関しては改めて連絡する事。
それらをチャットに連絡すると僕達は眠りについた。
落ち着いたらダンデ達にキュレムの物語を話そう。
彼が僕達と共に来るまでの物語を。
キュレムを救ったのは奇跡や偶然だけではない。
それはルギアにも同じ事が言える。
彼らを救ったのはAちゃん。
Aちゃんの人柄と行動により、心身を救われた。
マツバ「君は凄い女性だね…Aちゃん」
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はる - 応援してます！ (9月12日 15時) (
レス) id: 711a76c71a (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しい限りです！更新頑張ります！ (9月12日 6時) (レス) @page50 id: ba8d882ed0 (このIDを非表示/違反報告)
はる - とても面白い作品でした。このあとの話がとっても気になります！更新を楽しみに待ってます。 (9月10日 21時) (レス) @page48 id: 711a76c71a (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - リサさん» 更新日時等は未定です。私自身が素敵だと思える作品を読者様にお届けしたいので更新頻度に波があるかもしれません。更新を楽しみにして頂きありがとうございます。 (9月4日 22時) (レス) id: 1e3db49e75 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 次の更新はいつですか？ (9月4日 21時) (レス) @page47 id: a9b99ba3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トモ | 作成日時：2023年7月23日 22時
