【ポケモン】伝説の愛２

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　デンジside



ワタル「Aちゃんとダクマがいなくなった？！」



ネズとの合流場所に到着したワタル。

すぐさまAちゃんとダクマの不在に気付いた。



デンジ「…と言う事が起こったんだ」

ワタル「待て…それは…この男の事か？」



そう言い、ワタルが見せてきたスマホロトム。

画面に表示された記事を俺は読み上げた。



デンジ「電車で強奪未遂の男を逮捕…この男だ！」

ネズ「挙動不審なところを職質され…所持品から刃物が見つかる…」

ワタル「これ以外に特に記述はない。Aちゃんはその男を見てないんじゃないか？」

ネズ「ダクマを見たんでしょう。彼なら安心です」

デンジ「そうだな…」



男が逮捕された上に男は見ていない。

ひとまず１つ目の不安は排除できた。



ネズ「ワタルの方はどうだったんですか？」

ワタル「男の案内でかつてのアジトに行ったんだが…そこに隠し扉があって…」

ネズ「隠し扉…」

ワタル「隠し扉の先にある部屋は色んな資料が置いてある部屋で…案内してくれた男はその隠し部屋も当然警察が捜査したものだと思い込んでいたらしい。だから今回俺達から連絡が来た際にもう自分が提供できる情報はないのにと思ったと…」

デンジ「しかしその隠し部屋は発見されていなかった…」

ワタル「当時誰もその事について言わなかったんだろう。もしくは誰かが言うだろうとそれぞれ思っていた可能性も高い」

ネズ「なるほど…」

ワタル「その男は部屋に立ち入った事がなくどんな資料が置いてあるかは知らないがまだ隠し部屋がそのままならリーダーが記載したゲンカクソウに関する資料が置いてあるだろうと…」

ネズミ「それで…見つけたんですか？」

ワタル「あぁ…見つけた。ゲンカクソウの幻覚を解く方法を…」



当時組織のリーダーが万が一の事を考えて調べたゲンカクソウに対抗する手段。

シンオウ地方の森に自生する草、大体の不調ならそれで治ると言われている薬草。



ワタル「マリアノクサ…」



マリアノクサと呼ばれる薬草がゲンカクソウを治すのに効果があるらしい。

ただ試す事なく組織の悪行が明るみに出た為にその効果は不明。

男曰く「あのリーダーの言う事なら可能性は高い…」だそう。

ゲンカクソウを栽培するようなリーダーだから薬草毒草関係に強いのだろう。



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