８０ ページ30
.
デンジside
レシラム「なぜゼクロムと一緒にいるんだ？」
怒っている訳ではない。
ただ少しだけ不満そうな。
いつも冷静で大人なレシラムの珍しい一面。
他のポケモンだったとしても疑問は出てくる。
どう言う経緯でこうなったのかと言う疑問が。
相手がゼクロムだからだろうな。
強い疑問と共に嫉妬が込み上げてくるのは。
雨上がりで匂いが判別できない。
そんな理由から捜索が今日に持ち越された。
俺やネズも探しに行きたい気持ちは強かったがレシラムとルギアはそれ以上だ。
「私とダクマが飛んだ先がゼクロムの住処だったの…」
デンジ「そんな偶然があるのか…」
ネズ「強盗男が逮捕されたんですよ」
「え？！」
ネズ「職質されて…凶器が見つかり…逮捕…だそうです」
「そうだったんですね…」
ダクマ「男はゼクロムの威嚇ですぐに逃げ出したんだ…」
ルギア「危害は加えられなかったみたいだな…」
２人が無事だったのはゼクロムのお陰だな。
レシラム「人間をあまり寄せ付けないお前が珍しいな…ゼクロム」
ゼクロム「人間にそう簡単に懐かないお前が珍しいな…レシラム」
ボワッ
ギュイィィィンッ
そんな音を立てて。
レシラムの松明状の尻尾から火が吹き出し。
ゼクロムのタービン状の尻尾が電気を発する。
シナモン『まさに一触即発だったのよ…』
マツバ『レシラムとキュレムの睨み合い…怖かったな…』
レシラムが現れた時の様子をそう話していた２人。
威嚇するキュレムとそれに応えたレシラムにヒヤヒヤしたと。
レシラム、ゼクロム、キュレム。
恐らく特段不仲ではないが仲良しと言う訳でもない。
本人達にしかわからない距離感と関係性があるのだろう。
デンジ「レシラム…ゼクロム…喧嘩するなよ？」
ネズ「お前はこう言う奴だっただろう…が変わるんですよ。そう言う相手に出会えば…」
困った様子でレシラムとゼクロムを見つめるAちゃん。
Aちゃんに対する感情をお互い感じ取っているのだろう。
嫉妬するのはわかる。
でもそうなるのはAちゃんではなく自分の気持ちの問題。
なのにAちゃんを困惑させて…
全く…困った伝説ポケモン達だな…
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 201人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆい(プロフ) - 初めまして！いつも作品拝見させていただいてます。対人ではなくポケモンで伝説というのが素敵だと思います！私の青春でもあるポケモン達が幸せになることを祈って更新楽しみにしています！これからも応援しています！ (5月14日 0時) (
レス) id: d82411c87b (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 桜月深穹さん» お待たせしました！こちらこそありがとうございます！ (4月21日 20時) (レス) id: 31daee4d89 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 豆さん» いつもありがとうございます！ (4月21日 20時) (レス) id: 31daee4d89 (このIDを非表示/違反報告)
桜月深穹(プロフ) - 更新ありがとうございます！ (4月18日 12時) (レス) @page18 id: 4eca133fc5 (このIDを非表示/違反報告)
豆 - 更新ありがとうございます！これからも応援してます! (4月17日 23時) (レス) id: bd695989a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：トモ | 作成日時：2023年12月30日 0時
