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ゼクロム「…去ったな」

「ゼクロム…」



ナギさん達が去るのを確認するとゼクロムが戻ってきた。



ダクマ「A…見守ってくれてありがとう」

「ふふっ」

ゼクロム「なかなか見応えのある戦いだった」

ダクマ「ゼクロムも見ていてくれたのか…ありがとう」

ゼクロム「思い残した事はなさそうだな」

ダクマ「あぁ」

ゼクロム「乗れ…行くぞ」



私とダクマを背に乗せるとゼクロムは勢いよく飛び立った。



















 ******



 ゼクロムside



「凄い!高い!見て!鳥のポケモンが飛んでる!」

ゼクロム「周りに気を取られて落ちるなよ!」

「大丈夫!大丈夫!ちゃんと掴まってるから!」



何が大丈夫だ…

見ていて危なっかしい女だ…



ダクマ「デンジ達…あの催眠術師と一緒にいるかな?」

「いると思う…それか…連絡先を交換したか…」

ダクマ「催眠術が解けたら寂しくなる気持ちから解放されるね」

「うん…私もだし…ようやくゼクロムを解放してあげられる…」



出会った時は迷惑と言う感情しかなかった。

厄介な事に巻き込んでくれたなと腹が立った。



それがどうしてこうなる?

なぜ私はAとダクマを背に乗せてるんだ?



そもそもなぜ私はAの元に戻った?

後味の悪い別れ方…私はそう言ったな?



『私…寂しくても大丈夫…』



本当は…

気になって…

気になって…

仕方なかった…

私を恋しがるAの顔がチラついた…



『ごめんね…ゼクロム…迷惑かけて…』

『あなたは…優しくないとか…言って…ごめんなさい…』

『でも…キュレムは…情けない奴じゃない…私の為に…戦ってくれて…』

『だから…寝てればいい…なんて…言わないでっ…』



時間にしてたった数分…

数分のやり取りで強く印象に残る女…



『レシラム…キュレム…皆が戦ってくれて…』



嫉妬の感情が湧き上がる…

覚悟を決めたAを支え…

共に戦う…

そこに自分がいない悔しさ…



催眠術から解放された時…

私はどんな感情を抱くのだろう…



その時の感情次第だ…

解放された後にどう行動するかは…



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ゆい(プロフ) - 初めまして!いつも作品拝見させていただいてます。対人ではなくポケモンで伝説というのが素敵だと思います!私の青春でもあるポケモン達が幸せになることを祈って更新楽しみにしています!これからも応援しています! (10時間前) (レス) id: d82411c87b (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 桜月深穹さん» お待たせしました!こちらこそありがとうございます! (4月21日 20時) (レス) id: 31daee4d89 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 豆さん» いつもありがとうございます! (4月21日 20時) (レス) id: 31daee4d89 (このIDを非表示/違反報告)
桜月深穹(プロフ) - 更新ありがとうございます! (4月18日 12時) (レス) @page18 id: 4eca133fc5 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新ありがとうございます!これからも応援してます! (4月17日 23時) (レス) id: bd695989a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トモ | 作成日時:2023年12月30日 0時

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