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ダクマ「A…デンジ達と再会したら…」
ダクマ「ヨロイ島に行こう…」
ダクマ「師匠が…塔の試練が…私を呼んでる…」
私を見つめる目が先程までとはまるで違う。
ダクマ「私は…」
ナギ「ダクマ…体は大丈夫か?」
私達の元に駆け寄ってきたナギさん。
手には薬のようなものを持っている。
ダクマ「大した事はない…」
ナギ「大した事なくても怪我は怪我だ」
そう言い、ナギさんは怪我の手当てをしてくれた。
ダクマ「 ( ダクマ…ありがとう ) 」
ダクマ「ありがとう…最後の戦い…相手に私を選んでくれて…」
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ナギ「次会ったらその時は食事でもしよう。それじゃ…またな」
ダクマ「…待ってくれ」
ナギ「ん?」
ダクマ「次会ったらその時は…私もウーラオスになっている」
ナギ「えっ」
ダクマ「ナギのダクマがウーラオスになって…最初に戦う相手は…」
ナギさん、そしてナギさんのダクマを交互に見るダクマ。
ダクマ「同じくウーラオスになった私だ」
ナギ「ダクマ…お前…」
ナギさんは微笑むとダクマの頭を優しく撫でた。
ナギ「俺達はライバルだ。最初の相手はお前がいい。ダクマも同じ気持ちだろ?」
ダクマ「 ( あぁ!もちろんだ!) 」
ダクマ「ありがとう…ナギ…ダクマ…」
ナギ「次会ったらその時は…お互い究極の姿で戦おう」
その言葉にダクマは力強く頷いた。
ナギ「楽しみだな」
ウーラオスになりたい。
でもウーラオスになれない。
ウーラオスになって恩を返したい。
でもウーラオスになれない。
いつになればウーラオスになれるのか。
どうすれば塔の試練が受けられるのか。
そんな焦りがこちらにも伝わっていた。
でも今のダクマからは伝わってこない。
むしろ伝わってくるのは自信。
何かに気付いたのか。
何か答えを見出したのか。
ダクマ本人じゃないからわからない。
ただ間違いなくこの戦いで何かを得たのだろう。
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ゆい(プロフ) - 初めまして!いつも作品拝見させていただいてます。対人ではなくポケモンで伝説というのが素敵だと思います!私の青春でもあるポケモン達が幸せになることを祈って更新楽しみにしています!これからも応援しています! (5月14日 0時) (レス) id: d82411c87b (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 桜月深穹さん» お待たせしました!こちらこそありがとうございます! (4月21日 20時) (レス) id: 31daee4d89 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 豆さん» いつもありがとうございます! (4月21日 20時) (レス) id: 31daee4d89 (このIDを非表示/違反報告)
桜月深穹(プロフ) - 更新ありがとうございます! (4月18日 12時) (レス) @page18 id: 4eca133fc5 (このIDを非表示/違反報告)
豆 - 更新ありがとうございます!これからも応援してます! (4月17日 23時) (レス) id: bd695989a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トモ | 作成日時:2023年12月30日 0時