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ダクマ「A、ゼクロムが背中に乗せてくれるって」
「えっ…いいの?」
ゼクロム「早くレシラム達に会いたいだろ」
「でも大丈夫かな…誰かに見られたりしたら…」
緊急時以外で伝説のポケモン達に乗せてもらった事はない。
時間に余裕がある時はなるべく公共機関を使う。
誰かに見られて、写真を取られて、拡散されて、居場所を特定されて。
彼らの穏やかな生活が変わってしまうのではないか。
それが心配で安易に「〇〇に乗って行こう!」なんて言えない。
ゼクロム「どうすればお前は私の背に乗る?」
「乗る前提ですか…私達は電車とかで…」
ダクマ「A…電車に乗るお金はあるの…?」
「あっ…」
忘れてた…
無一文である事を…
「ゼクロムさん…誰にもバレないように乗せて下さい」
ゼクロム「フッ…あぁ」
「なるべく高く…飛行機よりちょい上くらいで…」
あまりにも高く飛ぶと呼吸ができなくなるから。
ダクマ「それなら人間達に気付かれる心配はな…ん?」
「どうしたの?」
ゼクロム「人間とポケモン…森の奥からこちらに来る」
「えっ…隠れた方がいいんじゃ…」
ダクマ「待って…この匂い…」
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ダクマ「ダクマ!ナギ!」
ナギ「ダクマじゃないか!久しぶりだな!」
森の奥から現れた若い男性とダクマ。
同じダクマの登場に私は驚いた。
ちなみにゼクロムは彼らが現れる前に隠れた。
森の中で気配を消しているのだろう。
彼らがゼクロムの存在に気付く様子はない。
ナギ「まさかこんなところで会うとは…こちらの女性は?」
ダクマ「先日出会ったんだ…実は私も修行の旅に出て…」
ナギ「相変わらずストイックだな。あ、ナギと言います。ダクマのトレーナーです」
「Aです。宜しくお願いします」
ナギさんのダクマも顔や体つきが逞しい。
ダクマ「ダクマ、修行の旅に出たと聞いたよ」
ダクマ「 ( あぁ、でも旅は今日で終わりだ ) 」
ダクマ「えっ…今日で修行の旅は終わりなのか?」
ナギ「今夜…俺達は塔の試練を受けるんだ」
ダクマ「塔の試練…」
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トモ(プロフ) - ゆいさん» 私の作品を見て下さりありがとうございます!素敵だなんて嬉しいです!私もポケモン達の幸せを想像しながらこれからも更新頑張ります! (2時間前) (レス) id: 4d51051818 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 初めまして!いつも作品拝見させていただいてます。対人ではなくポケモンで伝説というのが素敵だと思います!私の青春でもあるポケモン達が幸せになることを祈って更新楽しみにしています!これからも応援しています! (5月14日 0時) (レス) id: d82411c87b (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 桜月深穹さん» お待たせしました!こちらこそありがとうございます! (4月21日 20時) (レス) id: 31daee4d89 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 豆さん» いつもありがとうございます! (4月21日 20時) (レス) id: 31daee4d89 (このIDを非表示/違反報告)
桜月深穹(プロフ) - 更新ありがとうございます! (4月18日 12時) (レス) @page18 id: 4eca133fc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トモ | 作成日時:2023年12月30日 0時