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「んっ…」
ゼクロム「目が覚めたか」
「ゼク…ロム…」
翌朝、目が覚めた私の視界に入るゼクロム。
眠る私をずっと腕に抱いていてくれたようだ。
「ゼクロム…眠った？」
ゼクロム「…あぁ」
「よかった…私がいたから眠れなかったんじゃないかと思って…」
ゼクロム「…立てるか？」
「うん…」
地面に片膝をつき、私を立たせるゼクロム。
昨夜私を抱き上げた時にも思ったけど。
まるで繊細なものを扱うかのような優しい動作。
カルラ『お前さえいなければッ…！！』
『 ( 避けられ…な…ッ？！) 』
キュレム『離れていろ』
あの時のキュレムも優しかったな…と記憶が蘇る。
「なんだかんだ…優しいね…ゼクロム…」
ゼクロム「なんだかんだは余計だ」
「ふふっ…ごめん。…あれ？ダクマは？」
ゼクロム「朝の日課だそうだ」
ゼクロムの視線の先。
ダクマが額に汗を掻きながら木に正拳突きをしていた。
.
「ダクマ、おはよう」
ダクマ「おはよう。気持ち良さそうに寝てたよ」
「急に怖くなって…目が覚めちゃって…」
ダクマ「ゼクロムがいなくなる訳ないけど不安になったんだな…」
いなくなる訳ないけど。
ダクマはそう思ってたんだね。
私は目覚めた時に��いなくなった��と勘違いした。
そして「どこ？」と探しながらも「やっぱり…」と落胆した。
やっぱり面倒臭くなったんだね。
私から離れたくなったんだね。
そんな気持ちに襲われたのだ。
いなくならないと完全に信じてはいなかった。
だからこそゼクロムに引き寄せられた時。
嬉しさが込み上げた。
ただ同時に��早く解放してあげないと��と言う責任も感じた。
ダクマ「果物を採ってきたんだ。食べよう」
「ありがとう…お腹空いたぁ…」
ダクマ「ゼクロムは？」
ゼクロム「私はいらない。２人で食べろ」
ダクマ「わかった。A、朝ご飯を食べたら行こう」
「うんっ」
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ゆい(プロフ) - 初めまして！いつも作品拝見させていただいてます。対人ではなくポケモンで伝説というのが素敵だと思います！私の青春でもあるポケモン達が幸せになることを祈って更新楽しみにしています！これからも応援しています！ (5月14日 0時) (
レス) id: d82411c87b (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 桜月深穹さん» お待たせしました！こちらこそありがとうございます！ (4月21日 20時) (レス) id: 31daee4d89 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 豆さん» いつもありがとうございます！ (4月21日 20時) (レス) id: 31daee4d89 (このIDを非表示/違反報告)
桜月深穹(プロフ) - 更新ありがとうございます！ (4月18日 12時) (レス) @page18 id: 4eca133fc5 (このIDを非表示/違反報告)
豆 - 更新ありがとうございます！これからも応援してます! (4月17日 23時) (レス) id: bd695989a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トモ | 作成日時：2023年12月30日 0時
