ツイステ答えを見つけて考えた結論は (ページ34)

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恩と恥ページ34

「人に親切にされた時、感謝ではなく謝るんだ。」
フロイド「何言ってんの？」
「俺の教育が間違っていたのだろうか、Aは変わらずその調子でいる。それが普通のようにやっている。毎日知らぬ間に」
ジェイド「グロウ先生、分かりましたからそろそろ」
「人の優しさが原因で罪悪感に苛まれる事が多いのだろうか。愛なんて無縁だと思っているのか。」

ベラ先生が哀れだと思った。
ブライクニル(氷の竜巻)に当たったヒトデってこんな気持ちなんだ。
萎えてくるけど、見過ごせない案件だ。
ジェイドの方を見るとジェイドは頷く。

A「謝る理由か。感謝はしてるが浮かれない気持ちでね。つまり…

恥なんだ。」
「「え？」」

A「俺は末端な人だ。実力不足で然程大した人ではない。そんな俺に優しくしてくれる事に対して感謝してる、でも同時に未熟な自分が恥ずかしく思えてくる。」

突然漁師によって引き上げられた魚になった気分になった。
ホタルイカ先輩はそれはスペースキャットと言うけど、オレの場合スペースウツボだと情報収集がつかない事を思った。

冷静な片割れジェイドは何とか切り替えて「親からの愛は無償である事をご存知ですか？」と言う。
肯定するヤリカタギにジェイドは「なら、それに対価を払う必要はないですし、親からの本心から与えられる好意です。これは気持ちで返すものですから。」と諭すように言う。

でも、ヤリカタギは首を傾げた。その上、納得してなさそうだ。
A「俺…そっちの意味で返す訳ではないんだけどな。」
また疑問が増えた。
でも何故かアカイカ先生とハナダイ先生は理解したような顔をした。

フロイド「どう言う事？」

A「恩だよ。大事に育ててくれた。言わば負債なんだ。」
対価…
サービスに払うようなものだ。
アズールとヤリカタギはこう言う所は価値観が近い。

「親のおかげで恵まれている。だから返すんだ。先生達や友達にもだけど、他人からグイグイ親切にされると恩着せがましいから不快だな。」
ジェイド「意外ですね、そう言うのは素直に受け取る方ではないのですね。」
「気さくに『手伝おうか。』のように、困った時に助けた方が良い。そっちの方が嬉しいし。」
貸し借りを大事にするってコバンザメと似てるけど、違う。して貰った事に対して自分を恥だなんて思うことがないんだから。
比較してみればヤリカタギは今までにない不思議な人間だ。