ツイステ答えを見つけて考えた結論は (ページ3)

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悪所はつらいよ。ページ3

息が浅くなるイデアにオルトは「兄さん、大丈夫？」と聞く。
イデアはしっかりと目の前を掴み、汗を垂らす。
リリア「後もう一押しじゃ。」
イデアは青白い顔で上にいるリリアとオルトと見て言った。

地獄でござるー!

心の叫びである。
現在、三人は悪所…つまり崖登りをしているのだ。
コウモリのリリアと飛行機能を持つオルトは直接登らなくても支障は無いが、イデアは当然ながら飛行術が苦手なので登らないとならない。
イデアは何とか登りきって酸素を一気に吸収する。
この場にバルガスが居たら崖を何十回も登っていただろう。

リリアはエコローケーションでもう少し先の環境を把握する。
リリア「この先も崖があるのう。」
イデアは心に墓を作った。
オルト「兄さん今ダウンしているから休憩しようか。」

休憩中にリリアがイデアに聞いてくる。
リリア「グロウから聞いとるが、Aの友になったそうじゃな。ちょうどよかろう、何か話題を上げい。」
イデアは疲れが少し取れて話しだす。

ゲームを作ろうと言ったAにオルトは賛成する。
イデアも面白そうだから企画を考える。
それぞれの企画をあげ、創り出した。
イデアはバトルゲーム、オルトはシューティングゲーム、A氏はラブゲーム。
「一人だけ場違いでワロタ。まぁ、出来るのはフローチャートで、ダメージ計算とかまだまだな段階だから」とイデアはニヤニヤしながら口早に言う。
オルト「最近作ったばかりだから、まだプレイしてない。今度試しにやろうっと。」

レオナ「臭い。」

レオナは耐えきれずに鼻を覆った。
ルーク「確かに微かに匂うね。」
ヴィル「何かしら…。」
レオナは眉間にシワを寄せて呻るように言った。

「獣の匂いがする。」

ピリつく空気に変わり、ガサガサと茂みの掠れる音が鳴る。
出て来たのは

白ウサギだった。

その後にグゥゥと音が鳴る。
ヴィルとレオナはやれやれとした顔をしてルークを見た。
ルークはニッコリして「昼食にしようか。」と言った。

レオナ「ジビエか。」
ルーク「ロース、マエとモモ。ヴィルはどれにするかい？」
ヴィル「モモにするわ。ウサギね…ビタミンBがあるから疲労回復や健康維持の働きがあるし、ヘルシーな肉ね。」
レオナは「さっさと焼くぞ。」と言って炎でウサギを焼いていく。
ヴィル「しかし、良くウサギを狩ったわね。」
ルークは「弓の技術は日々の努力のおかげさ。」と和やかに言う。