ツイステ答えを見つけて考えた結論は (ページ12)

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後日談(♡の場合) ページ12

グレーゴールは淡々と、しかし、激情的に語る。
「道徳は人の気持ちを考え、助ける事が人の進むべき道となっている。
でも、矛盾が生じた。人の命を救うことと人の願いを叶えるのは人道だが、死を願う者を生かしても、それは本当の救いにはならない。助ける動機が例え善によるものでもだ。

私は蝋燭が消えゆく様を見た。
その時からだ。私は見つけた。情けとして犠牲を払うと。

後継者に相応しいのは君だ。君なんだよ。A。

君なら救える。君ならもっと素晴らしい世界にできる。

だからどうか…」

「却下だ。」

俺は続く言葉を切った。

「了承なんてしない。それが救いでも、此処が楽園でも俺は絶対に嫌だ。生かせたいと願うのは紛れもない善と言える。俺はそういう奴を知っている。」

俺は征の願いによって救われたんだ。征の身代わりになって生かせたいが、そんなの征の為にならない。
俺は征の死を受け入れて前に進む事を選んだんだ。
自分の善と思う道へ進んだんだ。

グレーゴールは「そうか。」と言って俯いた。
リドルが魔法を封じるユニーク魔法をかける。

グレーゴールは誘拐罪と殺人未遂で署へ連れて行かれた。

ひと通り収まった後、俺は今…
「リドル…」
正座している。
「悪い。塔で途中で誘拐されたと勘づいたが、出るには相手の情報が必要だったし…何よりグレーゴールとは旧知の仲だから」
「オフウィズユアヘッド！」とリドルは強く魔法を放つ。
「トレイ…」
トレイは苦笑して「甘んじて受けた方が良いよ。」と言った。
エース「あの後の言葉にショックを受けるのも無理ないっしょ。」
ぐうの音も出ない。
トレイ「でも、若返りの花なんてよく知っていたな。」
「サイエンスで学ばなかったのか？」
トレイ「薬草は使うが初耳だ。発動条件なんて聞いた事がない。」
デュース「A先輩は博識なんだな。きっと前の学校の時も優等生だったんだろうな。」
「デュース…俺は学校に通うのは高校で初めてだぞ。」と俺は卒業生一覧を見せた。
確認を行った寸刻後、寮長、副寮長、寮生達の驚嘆が響いた。
エース「マジで行ってないの⁉︎小学校、中学校を」
「行ってない。」
エース「ウソだろ。」
トレイ「えっ、真逆今までグロウ先生に教えて貰っていたのか？」
ケイト「因みにどんな風に教わったの？」
教育内容を話したらリドルは「ママが一目置く訳だ。」と納得した。