検索窓
今日:36 hit、昨日:17 hit、合計:10,762 hit

不良にあったら武道を ページ47

袖に釣り手を上に上げて、引き手は下にと引っ張る。
ふくらはぎに足をかけた事により重心が崩れて相手は倒れる。
さっきまで喧嘩腰になっていた相手の金髪の青年は背中を打たれた。

友達のルークは金髪ではあるが、よく髪質を確認するとムラがあるから染めていると分かる。
間違いない、青年はヤンキーである。
まずは落ち着かせるべく青いライトをつける。
これで犯罪率が減るのは色の効果だ。涼しい色であれば気持ちは同じように落ち着く。
青年が前よりマシになった感じになりライトを消す。
治安が悪く感じたのはこの青年か。
ヤンキーになるのは思春期に多少なりともある。
前世で学生時代に同級生に虐められた俺は怖くて堪らないが姉に「復讐したい」と相談したら杖術を教わり、同級生をめった打ちにした。

(自分自身にも非はあるが、こうなってしまった原因である同級生自身にも非はある)

あれから大分年経つし、大人になった俺は寛容になってきた。
悪ガキが過去のいじめを忘れたように反省せずに将来で社会で成功すると複雑な気持ちになるのは分からなくもないが。

思春期に悪く拗らせないで更生するといいな。
この世界に少年院あるかな?


翌日、探したけど見当たらん。
時々、不良に絡まれるが先日にやった小内刈りをして護身する。
あくまでも小内刈りは柔道でプロレスのように格闘技ではないから肉体と精神的向上目的のただの投げ技だ。
あまり降参しない不良に俺は辟易して竹を持ち、戦意喪失が目的の杖術で不良の顎を勢いよく打った。
顎だけではなく頭も左右からバシバシと打ってようやく不良は去った。

本屋へ何気に行くと本を一冊手にしている青い髪をした青年がいた。
金髪の青年と同じ端正な顔でピーコックグリーンの瞳をしているから同一人物であると分かる。
染めかえたのか?
真横に近づくと青年は俺に気づいて気まずそうにした。
改心したのか。スタートラインに立てたんだな、よしよし。
地毛が青か。これでクール系男子だったらイメージ通りだが、根はまだ精進しなければいけない元不良なのはすごいギャップだ。

俺は「改心したなら最善に努力しなさい。」と言って自分の希望の本を持って行こうとしたら「あの」と青年が言う。
口を開こうとする青年だが俺はそれよりも「貴方を許す。」と断つ。
青年は目を丸くするが構わずに「お詫びなら地元の紹介を」と言った。


後に青年、デュース・スペードと友人になった。

友人31

暗い淵に行けば…→←ハートの兵



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
設定タグ:救済 , twst , 転生   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

柳玲霊鑑(プロフ) - 指摘有難うございます。しかし、此処だけの話…其れは伏線です。(о´∀`о) (2022年7月27日 22時) (レス) id: e9bdb0e98f (このIDを非表示/違反報告)
琥雪 - 19話の主人公が、ジェイドを呼ぶとき、ジェットになってますよ (2022年7月27日 15時) (レス) @page20 id: 7cb0ef4db8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/be moon  
作成日時:2022年4月3日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。