ダイヤモンド ページ14
齢9になった。
輝石の国で新聞配達をすることになった。
父親曰く修行の一環らしい。
扉の前に立ちノックをする。
扉の奥から女性の声が聞こえて開けられる。
俺よりも年上である。
A「ダイヤモンドお嬢さん。新聞です。」
ダイヤモンドは「ありがとう。でもお嬢さんは照れるわ。」とニコニコする。
前世の姉が小さな女の子に対して「少女」と言ってたからもっとマシな言い方ないかと考えた結果がこれだ。
つまり、他意は無いし、人タラシではないのだ。
だから俺は「女性である事に変わりないでしょう。」と返した。
ダイヤモンド「まぁ、私を落とそうっての？ふふ。」
誤解が広がった。訂正を入れようとしたらダイヤモンドは「ケイト！新聞持って行って。」と奥に居たダイヤモンドと同じオレンジ髪の少年が「はーい」と言った。
なんだか気怠そうだ。
ダイヤモンド「良かったら紅茶飲む？おすすめのがあるけど。」
人の善意は素直に受け取った方が好ましい。
俺は「ではお言葉に甘えて」と家に入った。
A「…」
ダイヤモンド「紅茶は何味？ミルク？レモン？」
A「ストレートで。」
ダイヤモンド「甘い物は好き？」
A「はい。」
テーブルの上に置かれた紅茶とクッキー。
クッキーはダイヤの形で赤。
ティーカップとソーサに薔薇の絵がある。
凝ってるな。
まずはクッキーの方を食べたら予想通りいちご味。
紅茶は砂糖が含まれているから甘い。
茶は一気に飲んだ方がいいと元日本人の心に従って飲み干した。
美味しかったし、もてなして貰ったから「結構なお手前で」と言った。
茶道のやり方に少し近いがダイヤモンドは嬉しそうだった。
まだ残っている仕事があるからすぐに家から出て行こうとしたら「休日にまたね」とダイヤモンドは言った。
休日
ダイヤモンド「あら、また来てくれたの？」
嬉しそうな顔だ。
俺はそれよりも「先日に居た少年、ケイト・ダイヤモンドでしょうか？」
ダイヤモンドは頷いた。
A「ケイト・ダイヤモンドと話をしたいです。」
ダイヤモンドはケイトを連れてきた。
ケイト「えっと、何か用？」
此の少年を見た瞬間に「あっ、コイツ絶対チャラ男になるわ」と直感した。
しかし、友人達よりも明るいがレオナと同じく面倒くさがり屋だ。
「姉と弟で合ってる？」と聞けば事実だった。
俺の前世の姉とケイト・ダイヤモンドの姉の性格が気になった。
ベンチへ移動して最初に「俺の姉」について話した。
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柳玲霊鑑(プロフ) - 指摘有難うございます。しかし、此処だけの話…其れは伏線です。(о´∀`о) (2022年7月27日 22時) (
レス) id: e9bdb0e98f (このIDを非表示/違反報告)
琥雪 - 19話の主人公が、ジェイドを呼ぶとき、ジェットになってますよ (2022年7月27日 15時) (レス) @page20 id: 7cb0ef4db8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳玲霊鑑 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/be moon
作成日時：2022年4月3日 22時
