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主役の権利はある ページ38

VDCに出場するメンバーは決まった。
監督生がマネージャーを務める事になった。
練習したものの、やっぱりあの男…ネージュが気に入らない。
アタシはストレスによりオーバーブロットしてしまった。
美しくないわね。
VDCの結果はネージュに勝てなかった。
でも負けた訳でもない(・・・・・・・・)

不完全燃焼な所だけど一つだけ言える事がある。
ネージュを毒で眠らせることが出来るのはアタシだけね。


ヴィル「でも、ルーク。アンタがどちらも投票しなかったのは意外だわ。何故かしら?」
ルーク「私の目からしてもどちらも美しかった。親しみのあるボーカルダンスは柔らかく温かいが、此方のボーカルダンスも新しく凛として美しい。どちらもミスは無かった。これ程までの両方のダイヤは極上に値する。
だから私は棄権した。」

グリム「俺様の買えるツナ缶の数が〜」
エース「引き分けかよ。スッゲー微妙。」
デュース「そうか。でも、やり切った感じはあるな。」
エペル「うん。達成感があるね。」
ジャミル「312500マドルか、調理器具の購入に使うか。」
カリム「よし、オンボロ寮への寄付に使うぜ。監督生には世話になったからな。」
監督生「いいんですか!ありがとうございます!」

騒がしいジャガイモを見て、あのジャガイモ…Aの事を思い出す。
A貴方はどんな役になりたかったですか?

主役に決まってる。
アタシはアンタが此処に現れるまで、アンタが監督に文句を言うまで、ずっと主役になれないヴィラン。
最後まで舞台に立てず傍観する。
私は最後まで舞台に立ちたいのに。



A最後まで舞台に立つのが主役だけとは限らない。フィナーレを彩るのは脇役でもできます。

何かを錆びついた何かを開けるようにAは本を差し出す。

A貴方が主役になれないのは、全部この本のせい。舞台という決められたプログラムのせい。だから気に入らないなら

区切った後に開かれた白紙に新しいことを書いた。


A物語と登場人物の設定を変えれば良い。世界は一つだけではないから、誰でも主役になれる。



本を取るとAは片方眉を上げて

主役がヴィランもありでしょうと言った。

「そうだ、貴方のヴィラン役には感動しましたし、お礼にやりたい役を与えましょう。」と呑気に言うアンタ。

呆然してたアタシは笑って「ならこの話が良いわね」とヴィランを指した。

ヴィルの怒り→←大役も端役も舞台に上がる



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設定タグ:転生 , 救済   
作品ジャンル:ファンタジー
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たろ。(プロフ) - パ、パ、パ、パパぁ!!!!! (2022年7月7日 15時) (レス) @page9 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/be moon  
作成日時:2021年11月28日 19時

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